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ニシハラ ヒロシ
西原 寛  特任副学長
東京理科大学
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(3件)
レフェリー付学術論文(460件) | レフェリー付プロシーディングス(2件) | その他著作(8件) | 著書(4件) | 特許(3件)
グループ ナノテク・材料
研究・技術キーワード 錯体化学、電気化学、高分子科学、無機化学、ナノサイエンス
研究・技術テーマ
  • 配位ナノシート(金属錯体二次元物質)
  • 電池材料
  • 電極触媒
  • 有機電子デバイス
研究・技術内容 近年,グラフェンなどの二次元物質「ナノシート」が,基礎科学および応用技術の両面から注目されている。ナノシートの一つに,金属錯体モチーフから構成される配位ナノシートがある。二次元物質に金属錯体を用いる優位性として,錯体を構成する金属と配位子の組合せが豊富で,化学構造,幾何構造が自在に設計できること,温和な条件下で進行する錯形成反応を用いて容易に合成できること,錯体の持つ多彩でユニークな特性・機能を組み込んだナノシートが構築できること、が挙げられる.実際に,液液界面や気液界面のような二相界面での錯形成反応を用いることによって,多層から単層・数層のナノシートまで合成できる。 配位ナノシートは、物理的、化学的に興味深い特性を示す。例えば、水素発生反応の良好な電気化学触媒や二次電池正極材料として機能する。さらに,良好なエレクトロクロミック特性,発光特性、光電変換機能を示すものがある。配位ナノシートの紫外光吸収能を利用して作製したセルフパワー光検出器は、大気下で非常に高い長期安定性をもつ。このように、配位ナノシートは電子材料、光学材料,エネルギー貯蔵材料や触媒として機能する新物質群である。
産業への利用
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 プロトン伝導、電子伝導を示す配位ナノシートの開発の研究を大企業と共同研究で行い、特許を出願した。
その他所属研究機関
所属研究室 西原研究室
所有研究装置 高真空極低温STM、SEM、IR, UV-VIS-NIR, Raman分光器、電気化学測定装置など。
SDGs
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