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マツザキ リヨウスケ
松崎 亮介  教授
東京理科大学 創域理工学部 機械航空宇宙工学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(30件)
レフェリー付学術論文(147件) | レフェリー付プロシーディングス(1件) | その他著作(575件) | 著書(8件) | 学会発表(688件) | 特許(5件)
グループ ナノテク・材料
研究・技術キーワード 複合材料,3Dプリンター
研究・技術テーマ
  • 複合材料3Dプリント
  • 複合材料成形におけるデータ同化による実験と解析の融合
研究・技術内容 従来の複合材料成形は熟練した職人のノウハウに頼る所が大きく、金型も必要とするため、短期間での多品種生産が困難でした。また,一般に利用される熱可塑性樹脂積層3Dプリンターは、樹脂自体の力学的特性が著しく低く、試作模型や玩具の製作としての利用が主体であり、航空宇宙・自動車用途製品レベルの構造を作製できない課題があります。当研究室では、自動車・航空宇宙用構造にも適用可能な高強度立体造形を目的として、連続炭素繊維をその場で立体造形する「炭素繊維複合材料3Dプリンター」の研究開発を進めています。炭素繊維複合材料3Dプリンターは、以下の優れた特徴を持っており、新しい構造材料の製造方法として大きな可能性を有しています。 ①多品種の構造強度部材をCADデータのみから容易に成形が可能なため、軽量化が強く求められる分野の研究開発を加速できます。 ②繊維配向の最適化により炭素繊維の持つ卓越した力学的特性を最大限に発揮できます。 ③ニアネットシェイプでの成形が可能で、トリム等の2次加工が最小限で済むため、原材料費や環境負荷の低減にも効果的です。
産業への利用 複合材料3Dプリンターは、特に高強度部材が要求される航空宇宙・自動車用の構造部材の生産、アイソグリッド構造などの複雑形状部材の生産、多品種・高剛性・迅速な入手が要求される治具、少量多品種生産が求められる医療・介護分野といった分野に適用可能と考えています。また多品種の構造強度部材をCADデータのみから容易に成形が可能となるため、アナログであった複合材料成形を刷新する次世代複合材料デジタル成形プロセスになりうると考えています。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 複合材料の3Dプリンティング・複合材料の表面高機能化に関する研究 ・複合材料の樹脂流動・硬化に関する研究
その他所属研究機関
所属研究室 理工学部機械工学科 松崎研究室
所有研究装置 引張試験機(島津製作所 50kN),Markforged MarkTwo, デジタルマイクロスコープ(Keyence VHX-6000),3D測定マクロスコープ(Keyence VR-3000),LCRハイテスタ(HIOKI 3532-50), 定温恒温器(いすゞ VTN-114)他
SDGs
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