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タカハシ アキユキ
高橋 昭如  教授
東京理科大学 創域理工学部 機械航空宇宙工学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(15件)
レフェリー付学術論文(55件) | レフェリー付プロシーディングス(9件) | その他著作(132件) | 著書(2件) | 学会発表(301件)
グループ ナノテク・材料
研究・技術キーワード 計算力学、材料力学、材料強度学
研究・技術テーマ
  • 分子動力学法を用いた金属中の転位や点欠陥の数値解析
  • 転位動力学法を用いた金属中の転位挙動のシミュレーション
  • 重合メッシュ法を用いた疲労亀裂進展解析
  • 転位動力学法を用いた合金強度シミュレータの開発
  • 亀裂先端近傍での転位の影響を考慮した破壊靭性値のメゾスケール数値解析
研究・技術内容 金属中の格子欠陥(原子空孔,格子間原子,転位)の静的動的な特性のモデリング研究を実施している.金属材料の強化機構,特に析出物による強化機構について,転位と析出物間の相互作用に注目した新しい計算機シミュレーション手法を開発し,転位と析出物の弾性相互作用や原子論的な転位芯の影響を考慮した合金設計を目指したシミュレータの開発をおこなっている.亀裂の破壊挙動までを計算機シミュレーションを用いて調べている.亀裂の破壊挙動の解析では,転位と亀裂の相互作用に注目し,転位動力学法を用いた破壊力学解析に基づいて,破壊靭性値を計算する方法について研究をしている.さらに,転位と中性子照射によって形成する格子欠陥の相互作用の影響を加味することによって,中性子照射による脆化現象の解明を目指している. 重合メッシュ法やアイソレート要素法,転位動力学法など様々な数値解析手法を用いた疲労亀裂進展解析をおこなっている.それぞれの方法の特徴を生かし,亀裂同士の相互作用を含む様々な疲労亀裂進展解析を実施している.
産業への利用 分子動力学法を用いた格子欠陥の挙動の基本的な理解を行っている.合金強度を転位と析出物の相互作用の視点から調べることのできるシミュレータを開発している.近年では,複数の任意の形状と分布を有する析出物の影響を考慮することを可能としている.今後は,具体的な研究対象としての合金の幅をさらに広げていきたい. 疲労亀裂進展解析では,複数の計算手法を用いることができるため,混合モード下の疲労亀裂進展解析,亀裂の合体を有する疲労亀裂進展解析など,様々な疲労亀裂進展問題の数値解析を可能としている.最近ではパワー半導体における転位の数値解析を実施している.実験的な知見との連携を深めたいため,共同研究のパートナーを探している.
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究、技術相談および指導
具体的な産学連携形態内容 結晶塑性有限要素法を用いた機械部品の熱疲労特性の評価
その他所属研究機関
所属研究室 計算材料科学研究室(高橋研究室)
所有研究装置 計算機シミュレーション用ワークステーション多数
SDGs
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