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コゾノ ハルオ
小園 晴生  准教授
東京理科大学 研究推進機構 生命医科学研究所 生命情報科学研究部門
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(25件)
レフェリー付学術論文(38件) | その他著作(6件) | 著書(1件) | 学会発表(75件)
研究室名 小園研究室
トピックス

!!自己免疫疾患の新しい発現機構を発見!!
◆主要組織適合性抗原(MHC)上に提示される病原体由来のタンパク質断片(抗原ペプチド)の1分子内部動態を高速X線回折像からリアルタイム動画撮影に成功。 ◆抗原ペプチド1分子内部動態はMHC本体の分子動態と独立であることを実証。 ◆自己免疫疾患を起こす抗原ペプチドは分子内部動態が激しく、新たな認識構造を生み出す可能性があるため、この動きを制御できれば、新しい免疫病予防法が実現可能。

専攻分野 生命情報科学、生物物理学
研究分野 分子免疫学、分子機能生物学
紹介

私たちは、生命における認識機構の解明を目指しています。
 生命活動はタンパク質がいろいろな物質を認識し相互作用を行うことで成り立っています。細胞内ではそのような相互作用が複雑なネットワークとなって、様々な帰結としての行動を引き起こします。また、細胞表面にある受容体には其のリガンドが結合することによって細胞内部にシグナルを送り込みます。免疫細胞には様々な受容体がありますが、T細胞受容体(TCR)やB細胞受容体(BCR)は特殊なものです。例えば、サイトカイン受容体の場合、そのサイトカインが結合すると即座にシグナルが内部に伝達されます。しかしながら、TCRやBCRの場合、受容体自体が結合したものがその受容体のリガンドであるのかどうかを判断しなければならないのです。何故なら、結合したリガンドが未知の物だからです。私たちの研究室では、T細胞受容体が何を基準にして結合状態として判断するのか研究しています。実はこのことは他のタンパク質間の相互作用でもあることなのですが、長い進化の過程で決まってしまい遺伝子に組み込まれています。遺伝子に組み込まれた相互作用の関係性を解く事は、多くの生物学研究の課題でもあります。それ故、免疫応答における相互作用は、悠久の進化の過程を1個体の中での検証できるモデルと為り得るのです。

研究テーマ
  1. 自己免疫疾患発症の解析と治療に向けた試み

    MHCは自己免疫疾患に関わることが判っています。1型糖尿病を起こすI-Ag7で判ったことはペプチド収容溝が少し開いていてペプチドの動きに自由度があるという事でした。似たようなことが通常のMHCでも起こりうるのです。1つのペプチドはclass II MHCの場合タンパク質としての折りたたみの一部となり非常に硬い構造を取ることが予測されました。ところが、1つのペプチドとMHCが幾つもの構造を取ることが判ってきたのです。それは、ペプチドの結合の仕方が一通り出ないことに起因しています。我々は、どのような構造が生まれるのか、DMとの関わりは何か、既存のMHC/ペプチド複合体を自己免疫性のものからそうでないものに変えるにはどうしたらいいのか、解析を行っています。

  2. MHCのペプチド獲得機構と品質管理機構

  3. TCRとペプチド/MHC複合体の相互作用の研究

研究室メンバー
  1. 小園 晴生 KOZONO Haruo
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