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フジムラ ソウイチロウ
藤村 宗一郎  助教
東京理科大学 工学部 機械工学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(5件)
レフェリー付学術論文(29件) | レフェリー付プロシーディングス(12件) | その他著作(21件) | 著書(9件) | 学会発表(199件)
グループ IT、バイオ、その他
その他 : 流体力学、数値解析
研究・技術キーワード 生体医工学、数値流体力学、数値構造解析、脳神経外科学、脳血管内治療
研究・技術テーマ
  • データベースに対する機械学習による未破裂脳動脈瘤の破裂リスク予測・治療デバイスサイズ予測に関する研究
  • 数値流体力学解析を用いた鼻腔内流れ場の解析による振動ネブライザーの治療効果検証に関する研究
  • 数値流体力学解析を用いたコイル塞栓術後脳動脈瘤の再開通に関与する血行力学的特徴に関する研究
  • FlowDiverterステントの展開不良メカニズムの解明と血行動態に与える影響に関する研究
  • 外科治療最適化における3Dプリンターモデルの有効性検証に関する研究
研究・技術内容 数値流体力学や計算固体力学といったコンピュータによる数値シミュレーションの技術や、医療用画像に対する編集・解析技術など、工学的技術を医療分野に適用することで、より安全かつ医療経済性に優れた治療を行えるような世界の実現を目指して研究を行っている。特に脳血管内疾患では血流の影響や、治療に用いるデバイスの力学的メカニズムが、疾患の病理学的機序や治療の予後に深く関与していることが知られているため、シミュレーション技術による定量的な評価を行うことで診断や治療に客観性を持たせることが可能になると期待されている。医療用画像をもとに患者固有形状の臓器を3Dプリンターで造形することによる外科的治療の最適化に関する研究や、統計学的解析や機械学習などの大量情報に対する処理技術を用いることによる予測モデルの開発なども行っている。また、これらの技術を活用した治療計画ソフトウェアの開発にも注力している。
産業への利用 病理学的機序の解明をもとに、診断治療の一助とするための情報提供が行われている他、臨床現場における患者、医療従事者双方の負担を軽減し、医療経済性を効率化するために研究開発で得られた成果が活用されている。また、医師の経験年数等によらない均質的な医療を地域格差なく実現するための情報を提供している。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 数値シミュレーション技術をもとにした脳動脈瘤治療計画用プログラム(PENTAS治療計画プログラム)の開発事例があり、薬事承認を取得している。また、医療用画像をもとに患者固有形状の脳血管や臓器の3Dプリンターモデルを受託製造販売する東京理科大学発ベンチャー企業を設立している。各種3Dプリントモデルを医療機器メーカーや医療機関等へ納入し、診断治療補助、デバイス開発、学生や医師の教育といった場面で活用されている。
その他所属研究機関 東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 先端医療情報技術研究部
所属研究室 山本研究室
所有研究装置 各種CFDソフトウェア、クラスタコンピュータ、3Dプリンター
SDGs
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