東京理科大学近代科学資料館所蔵電子式卓上計算器



電子式卓上計算機
(改定2005−10−14)


1642年にパスカルが歯車を主体とする機械計算機を作製して以来、
約300 年の間製作され続けてきた機械計算機の市場は、真空管、
トランジスタなどの 電子素子の出現によって電子回路で作られた二
進法の計算機に変ってしまった。  つまり、電子がその代りをつとめ
るため、内部は回路の組み合わせだけにな って、演算機構、記憶
機構には機械的な可動部がなくなり、そのため故障回数 が減少し、
重量は軽減され、動作速度が何万倍も速く、計算精度も上がり、
保 守も簡単になって、ここに機械計算機では考えられない計算機
が出現した。
こ の計算機は高性能の割には卓上におけるほどの小型の装置で
あったので、電子 式卓上型計算機(電卓)と呼ばれるようになった。

代表的な展示物

キャノン(Canola 130) (21Kb)
カシオ(ルート001) (31Kb)
東芝(TOSCAL 1401) (25Kb)
精工(SEIKO S-301) (18Kb)
シャープ(COMPET CS-241) (18Kb)
ソニー(SOBAX ICC-88) (22Kb)
サンヨー(CX-2100C) (23Kb)
OMRON(800K) (26Kb)
リコー(RICOMAC 121-SR) (28Kb)

本館所蔵の電子式卓上計算機 データベース