永野研究室

指導教員
永野 正行 教授  
専攻
建築構造力学
キーワード
大都市における地震工学と地震防災
テーマ例
❶近年の被害地震を教訓とした地盤震動特性 ❷地震・地盤・基礎・建物・室内被害までの一貫評価システムの開発 ❸超高層集合住宅を対象とした建物耐震性と室内安全性の評価
概要
2024年能登半島地震では、直下の活断層で発生した地震による震源近傍の大きな揺れにより多数の木造建物が倒壊し、200名以上の尊い命が奪われました。一方、震源近傍に立つ免震構造の病院では室内被害は発生せず、地震後も入院患者等を受け入れ続けることができました。2011年東日本大震災では、巨大規模の断層運動に起因して、津波、長周期地震動、液状化等による建物被害が発生しました。大地震時の建物被害の発生パターンは、さまざまな要因が複雑に絡み合います。本研究室では、震源から基礎、建物応答、制震・免震構造、室内被害、人的被害までの動的プロセスを総合的に評価し、将来の地震被害軽減に向けた研究を進めています。