ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
-
2024.02.16
抗リウマチ活性が期待される植物由来天然化合物メリリアニンの全合成に成功
~神経系疾患治療薬への応用に期待~研究の要旨とポイント シキミ属植物の1種であるIllicium merrillianumの果皮に含まれる天然化合物「メリリアニン」は抗リウマチ活性などを持つと期待されていますが、人工的な合成法が確立されていませんでした。 本研究では、不斉反…
-
2024.02.13
β-1,2-グルカンの環化に関わるメカニズムを解明
~生理学的に重要な環状β-1,2-グルカン研究の進展に寄与~東京理科大学 新潟大学 研究の要旨とポイント 環状β-1,2-グルカンは宿主との共生や感染、細胞浸透圧の調節などの機能を果たす重要な環状糖鎖です。一方で、環化反応のメカニズムについては未解明な点が多く残されていました。 環…
-
2024.02.09
整流特性を示す新たな面内ヘテロ接合素子の簡便合成に成功
~電力変換装置や超大規模集積回路の開発・高性能化に寄与~研究の要旨とポイント 金属元素と有機配位子から構成される配位ナノシートは無数の組み合わせがあることから、多彩な物理・化学特性を持つ構造を設計できますが、これまでは異種材料を垂直に積層する方法しかありませんでした。 Zn3BHT配位ナノシート…
-
2024.02.05
破骨細胞の分化に関わる必須因子を発見
~mRNAスプライシングの制御が鍵、骨粗鬆症治療薬開発の基盤となる成果~研究の要旨とポイント 破骨細胞の過剰な活性化は骨粗鬆症や関節リウマチなどの疾患につながることから、破骨細胞分化を制御するメカニズムの解明は急務となっています。 今回、RNA結合タンパク質『細胞質ポリアデニル化エレメント結合タンパク質4(Cp…
-
2024.02.01
短鎖脂肪酸がアレルギーを抑制する作用機構を解明
~アレルギーに対する食物繊維の有効性を分子レベルで実証~研究の要旨とポイント 腸内細菌によって食物繊維から生成される短鎖脂肪酸は、免疫調節機能を有し、アレルギー反応を抑制することが知られていますが、その作用機構については未解明のままでした。 短鎖脂肪酸がマスト細胞を介してアレルギー抑制作用を発揮…
-
2024.01.30
超伝導特性向上の原因を量子ビームで特定
〜簡便な合成方法で高品質化に道〜甲南大学 日本大学 大阪公立大学 高輝度光科学研究センター 大阪大学 摂南大学 理化学研究所 立命館大学 東京理科大学 研究成果のポイント (ア) 体積のごく一部分しか超伝導体にならない層状硫化ビスマス化合物※1に微量の鉛を添加することで大…
-
2024.01.29
広範なジベンゾチオフェンオキシドを簡便合成する手法を開発
~スルフィン酸エステルの反応性に着目した画期的な合成法~研究の要旨とポイント ブロモ基での選択的クロスカップリングとスルフィン酸エステルの活性化を経る環化反応により、ジベンゾチオフェンオキシドをわずか2工程で合成する手法を開発しました。 本手法では、従来法とは異なり、反応性に富んだ官能基を損なう…
-
2024.01.25
過塩素酸塩化合物の爆発性を司る部位を深層学習を用いて予測
~危険な化学物質の理論的予測につながる新手法~研究の要旨とポイント 過塩素酸塩化合物は爆発性をもつ危険な物質ですが、爆発に関する実際の実験には危険が伴うことから、結晶構造から爆発性を予測する手法の開発が求められています。 深層学習を用いて、結晶構造データベースに登録されている金属サレン…
-
2024.01.25
アミノ酸セリンの隠された生理機能
-非維管束植物ゼニゴケの有性生殖に必須なことを解明-理化学研究所 名古屋大学 東京学芸大学 京都大学 東京理科大学 概要 背景 研究手法と成果 今後の期待 論文情報 補足説明 共同研究グループ 研究支援 研究室 東京理科大学について 概要 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター代謝シス…
-
2024.01.24
植物の活性酸素種生成酵素の活性化メカニズムを解明
~鍵はカルシウムイオンの結合とリン酸化。
植物のさまざまな生理機能の制御に向けた基礎的知見~研究の要旨とポイント 活性酸素は、一般に毒性の高い物質と考えられていますが、植物は、活性酸素種生成酵素を持ち、活性酸素を積極的に生成して免疫や成長など多様な役割に活用しています。 毒性の高い活性酸素種を生成する酵素の活性は、厳密に制御される…
-
2024.01.23
近代科学資料館「寺尾壽 企画展」デジタルアーカイブのご案内
掲載:2023年1月15日 更新:2024年1月23日 近代科学資料館において開催された寺尾壽没後百年記念企画展「東京天文台初代台長 寺尾壽」が12月23日(土)をもちまして終了いたしました。ご来場いただきありがとうございました。 この度、…
-
2024.01.22
天然物を利用した円偏光発光分子の新規合成法
―2量体骨格の配座を制御して強力な円偏光発光を示す分子群を効率よく合成―東京大学 東京理科大学 北海道大学 東京農工大学 発表のポイント 発表概要 発表内容 発表者 論文情報 研究助成 用語解説 研究室 東京理科大学について 発表のポイント ◆ アミノ酸から化学合成した天然物骨格と芳香族クロ…