2019.11.26 Tuesday

セミナー「知のフロンティア」第6回を開催(11/18)

11月18日(月)に野田キャンパスで、教養教育センター主催のセミナー「知のフロンティア」第6回が開催され、学生・教員・職員合わせて33人の参加がありました。

第6回目は、横浜市立大学大学院都市社会文化研究科准教授の有馬斉先生をお招きして、「安楽死と命の価値」というタイトルでご講演を頂き、質疑応答を行いました。有馬先生は今年(2019年)2月に、安楽死に関わる倫理学的研究をまとめた『死ぬ権利はあるか―安楽死、尊厳死、自殺幇助と命の価値』(春風社)という大著を刊行された、安楽死に関わる生命倫理学研究の第一人者です。

当日は、安楽死・尊厳死に関する国内外の状況を踏まえた上で、主要な賛成論・反対論が紹介された後、特に「人格の尊厳」を尊重するという立場からの反対論に説得力があるのではないか、という問題提起がなされました。落語の「文七元結」という演目の「それでも死んではいけないんだ」という有名なセリフを手掛かりに、そこに示されている道徳的な直観の内実を、カントの議論につなげて論じるという刺激的な内容でした。 コーヒーブレイク後には学生からの質疑応答が活発に行われ、セミナー終了後も多くの学生が有馬先生を囲んで質問や疑問点を投げかけるなど、終了後30分を超えても途絶えることがありませんでした。

参加した方々からのアンケートでは、「前から興味のある内容について専門的な話を聞くことができ大変参考になった」「自分の意見を客観的に見つめ直すことができた」といった感想が寄せられました。また、「本学では教養に関わる部分が少し物足りないので、特に文系的な視点からの企画を楽しみにしている」「コーヒーブレイク中に思考を整理することができた」というコメントもありました。

「死」という誰もがいずれは向き合わなければならず、各自が自分の考えを持つことができるテーマについて、あらためて深く考えるための入り口として有意義な機会になりました。

セミナー「知のフロンティア」第6回を開催(11/18) セミナー「知のフロンティア」第6回を開催(11/18)
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