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本学教員らが開発した「カリウムイオン電池」に使う電解液について日経産業新聞が紹介
本学 理学部第一部 応用化学科 駒場 慎一教授と大学院生 保坂 知宙さんらが開発した「カリウムイオン電池」に使う新たな電解液の開発について、日経産業新聞が紹介しました。
研究チームは、「リチウムイオン電池」の電解液として利用されているものに近い「KPF6」と「KFSA」の2種類の液体を最適な比率で混合することに成功、これにより電圧を「リチウムイオン電池」の上限に近い値にしても使用可能になり、充電時間を半分にできる可能性があります。
「カリウムイオン電池」は「リチウムイオン電池」と比べ、高出力で安価な『次世代の蓄電池』のひとつとして大きく期待されています。今回の研究成果により実用化が近づき、昭和電工と協力し実用化を目指します。
詳細は掲載紙をご覧ください。
■ 掲載紙
『日経産業新聞』 2019年5月13日付朝刊
駒場研究室のページ
研究室のページ:http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/komaba/
大学公式ページ:http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?486f
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