2019.04.12 Friday

本学大学院生が平成30年(2018年)電気学会全国優秀論文発表賞を受賞

本学大学院生が平成30年(2018年)電気学会全国優秀論文発表賞を受賞しました。

受賞者 工学部 電気工学科 4年 拵 博人
指導教員 工学部 電気工学科 准教授 植田 譲
産業技術総合研究所 菱川 善博
受賞題目 銘板値と1ダイオードモデルによる屋外でのPV発電性能評価
受賞内容 太陽光発電システムの普及に伴い、長期的かつ安定的に使用するための保守・点検の重要性が高まっている。現在、太陽電池のメンテナンスとして多数の調査項目があり、その1つに電流電圧特性(I-Vカーブ)測定による発電性能の評価及び健全性の調査がある。発電性能の基準に用いられる銘板に記載された各特性値(銘板値)はStandard Test Conditions(STC)にて測定された値であるが、実環境でSTCになることは稀であるため、屋外でのI-Vカーブ測定による発電性能評価が難しいため、現在は定期的にI-Vカーブを測定することで相対比較による発電性能評価を行っているが、屋外条件では特に日射と温度によって太陽電池の出力が大きく変動するため、性能測定機会の不足という問題がある。本論文の目的は、任意の屋外条件で定量的に発電性能評価を行う手法の開発としている。
本手法は初めに、事前情報として銘板値のみを使用することでSTCにおけるI-Vカーブの推定を行った。次に、追加情報として測定した日射強度、モジュール温度を使用することで、任意の屋外条件におけるI-Vカーブ(以下参照基準I-Vカーブ)を推定した。さらに、4つの劣化なし単結晶モジュールの実測I-Vカーブと参照基準I-Vカーブを比較することで、その精度検証を行った。I-Vカーブを推定するために、太陽電池の等価回路として一般的に使用されるone diode modelを使用した。この等価回路から電流電圧式が導出されるが、その式において未知数が5つある上、電流と電圧を一意に解くことができない形となっているため、単なる連立方程式では解くことができない。そこでこの式に対して先行研究にある条件を適用させることで5つの方程式を立て、収束計算を使用することで5つの未知数を算出した。さらに日射とモジュール温度を使用して屋外条件のパラメータを算出し、任意の屋外条件のI-Vカーブを推定した。
受賞日 2019年 3月13日

※学生の所属・学年は受賞時のものです。

電気学会 ホームページ:http://www.iee.jp/

植田研究室のページ
研究室のページ:https://www.rs.tus.ac.jp/yzrueda/index.html
大学公式ページ:http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6a3b

本学大学院生が平成30年(2018年)電気学会全国優秀論文発表賞を受賞

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