2019.03.15 Friday

研究・課外活動の成果が優秀な学生を表彰

3月14日(木)に「2018年度東京理科大学学生表彰式」が神楽坂キャンパスで行われました。

この表彰は、研究等の成果が特に優れていると認められる学生、また課外活動において優秀な成績や功績のあった団体、個人を対象としています。2018年度は、学業・研究等の成果が優れているとして14名、課外活動の成果が優れているとして7名及び1団体、社会活動の成果が優れているとして1名が表彰され、松本洋一郎学長から表彰状と副賞が贈呈されました。今年度の表彰は下記の通りです。

1. 学業・研究等の成果による表彰者

理学部第一部 化学科 4年 阿久津 みくさん
  • ・学業成績が極めて優秀である。
  • ・卒業研究の成果を日本化学会第99春季年会2019において口頭発表「MNBAマクロラクタム化反応を用いた抗腫瘍活性化合物FE399およびPM181110の合成研究(1)」を行う。
理学部第一部 応用化学科 4年 時田 祐輔さん
  • ・学業成績が極めて優秀である。
  • ・9割近くで最高成績のSを修めており、各講義の出席率が非常に高く学修への取り組み状況も他の模範となっている。
  • ・英語力も抜群で英検準1級に合格しており、英語の成績も全てSである。
  • ・教職課程を履修し、今年度は中学校にて教育実習に取り組み、理科教員としての貴重な経験を積んでいる。
  • ・I部体育局山岳部に2年3ヶ月間所属し、趣味ではスポーツクライミングも行うなど、その積極性が学内外でも実績に表れている。
  • ・卒業研究として駒場研究室に所属し、研究テーマ「ナトリウムイオン電池用マンガン系層状酸化物の合成と電気化学特性」に取り組んでおり、2019年3月には電気化学会第86回大会(京都)にて口頭発表を行う予定である。
  • ・学内選考で修士課程進学を決めており、人一倍熱心に卒業研究に取り組んでいる。
工学部 経営工学科 4年 鍋山 昂さん
  • ・学業成績が極めて優秀である。
  • ・大変意欲的な学生で、数理的能力・論理力・語学力・独創力・積極性・協調性・人望・面倒見の良さ・表現力・リーダーシップ等、いずれも優れている。
  • ・性格も明るく、心身ともに健康であり、またサイエンス夢工房にも意欲的に取り組むなど、率先して行動する学生である。
  • ・情報関連分野に興味を持ち、八嶋研究室において光情報処理分野の研究に意欲的に取り組んでいる。探求心が高く、新規性のある提案を行い、学会発表を予定している。
基礎工学部 電子応用工学科 4年 久我 はる香さん
  • ・学業成績が極めて優秀である。
  • ・明朗で、生活態度も非常に良好であり、模範的な学生である。
  • ・数学・プログラミング能力に非常に優れ、複雑な問題を順序立てて論理的に解決していくことができる。
  • ・卒業研究で取り組んでいる研究課題の内容をよく理解し、問題点を自分で見出し、種々の解決方法を提案している。
基礎工学部 生物工学科 4年 両角 燎さん
  • ・学業成績が極めて優秀である。
  • ・卒業後は大学院修士課程へ進学予定であり、所属している島田研究室では、植物バイオテクノロジーの研究者となるべく精力的に研究活動に取り組んでいる。
理学研究科 化学専攻 修士課程 2年 林 瑠衣さん

金属原子の凝集を原子精度にて制御する技術を確立するとともに、その技術を駆使することで、クリーンな水素生成材料として期待されている水分解光触媒の活性を大きく向上させることに成功した。

  • ・4つの全国規模の学会にて受賞した(①ナノ学会第15回大会Best Presentation Award、②第68回コロイドおよび界面化学討論会 若手口頭講演賞、③第28回日本MRS年次大会 奨励賞、④第8回CSJ化学フェスタ2018 優秀ポスター発表賞)。①と②については、35歳以下の発表者にて受賞を争った。また、②については、修士の学生からは2名のみの選出という難易度の高い賞でありながら、最年少で受賞した。
  • ・学術論文がJ. Phys. Chem. C (IF=4.5)に受理された。
  • ・ナノ学会会報(ナノ学会発行)とC&I Commun. (コロイドおよび界面化学部会発行)にて解説論文を依頼執筆した(どちらも筆頭著者)。
理学研究科 応用物理学専攻 修士課程 2年 髙栁 真さん
  • ・強相関電子系酸化物薄膜のナノイオニクスデバイスの研究に取り組み、2016年12月の日本MRS年次大会にて講演奨励賞、2018年6月に電気電子情報学術財団・原島博学術奨励賞を受賞した。
  • ・昭和記念財団・理科系大学院生対象奨学金制度の奨学生に選定された。
  • ・Applied Physics Letters (IF=3.5)、Solid State Ionics (IF=2.7)、Journal of the Physical Society of Japan (IF=1.6)をはじめとする研究雑誌に、自身が第1著者である5報を含む12報の論文が掲載された。
  • ・研究記事が2018年4月20日付の科学新聞に実名で掲載された。
  • ・2019年度 日本学術振興会特別研究員(DC1)に内定している。
工学研究科 機械工学専攻 修士課程 2年 村山 聖悟さん
  • ・機械工学や航空工学において重要なガスタービンエンジンを対象に、乱流予混合燃焼器内で発生する燃焼不安定の機構解明に関する実験的研究を進めている。特に、近年著しく体系化の進む複雑系科学の基礎理論とその数理技術を用いて、これまでの燃焼工学分野では明らかにされていない燃焼騒音と燃焼振動の非線形ダイナミックスの詳細を明らかにしている。
  • ・研究遂行能力は極めて高く、基礎燃焼研究分野で最も競争力の高い37th International Symposium on Combustionで第1著者として口頭発表し、その発表内容はElsevier社の学術誌Proceedings of the Combustion Institute (IF=5.3)に採択された。これまでの研究成果は、American Physical Societyの学術誌Physical Review E (IF=2.3)に掲載されている。
  • ・乱流火災の同期現象に関する研究にも携わっており、その研究成果は American Institute of Physicsの学術誌Chaos (IF=2.4)に掲載されている。
  • ・燃焼振動の能動制御に関する研究成果を、Physical Review Eに投稿中である。
  • ・工学部 機械工学科で学年2位の成績をおさめて卒業し、卒業式で工学部を代表して総代を務めた。
基礎工学研究科 材料工学専攻 修士課程 2年 鈴木 雄太さん

機械学習や情報処理技術を材料科学に応用する、未だ萌芽的領域であるMaterials Informatics(MI)の研究に取り組んできた。本学生は材料計測の立場からMIの発展に取り組み、機械学習を用いて計測の最適化や高速なデータ解析技術の開発を成した。これにより材料の計測とデータ解析を統合して最適化する重要性を提示した他、構築した機械学習モデルの解析を通じて熟練者の経験を具体化することに世界で初めて成功するなど、MIと材料科学の発展に大きく貢献しつつある。

  • ・査読付き論文を多数出版(印刷済4報、受理2報、受理見込み1報、査読中1報)し、うち2報(筆頭著者)はnpj Comput. Mater. (IF=8.9)に受理見込み・査読中であり、この他1報(筆頭著者)は注目論文としてメディアに掲載された。
  • ・国内外の多数の学会において発表(筆頭で海外6件、国内9件)、さらに2件の招待講演を行った。
  • ・顕微ナノ表面科学会合同シンポジウムにおいて最優秀ポスター賞を受賞した。
  • ・自らの研究提案により複数の競争的資金を獲得(JST ACT-I(本学初)、学振DC1面接免除内定)。ACT-Iにおいては、材料科学のみならず情報学にも貢献が見込まれる研究との評価を受けた。
  • ・UCサンディエゴ校S.P. Ong氏らと自ら連絡を取り、MIの基本ソフトウェアpymatgenの開発に参加した。
  • ・2017年度より高エネルギー加速器研究機構 特別共同利用研究員として採用された。
  • ・MI若手の会(現在、大学・企業の研究者80人以上が所属)を立ち上げた。
  • ・文科省主催 次世代アントレプレナー育成事業 Global Tech EDGE NEXTに技術シーズオーナーとして内定。
  • ・学部生の頃よりゼミを自主的に行い、長期休暇には分子科学研究所や物質材料研究機構におけるインターンシップに参加するなど、活発に研鑽を積んできた。
総合化学研究科 総合化学専攻 博士後期課程 3年 中川 充さん

「両親媒性化合物による新規な分子集合体の創製とそれらを鋳型にした貴金属ナノマテリアルの合成」の研究について取り組み、二種類の低分子オルガノゲル化剤によるハイドロゲルの調製、そのハイドロゲル中のナノリボンを鋳型としてのキラルな二重らせん金ナノワイヤーの合成、Pdナノリングの合成などの研究成果を挙げた。

  • ・執筆した論文(いずれも筆頭著者)が、著名な論文誌(①J. Am. Chem. Soc. (IF=14.36)、②J. Phys. Chem. C (IF=4.48)、③Bull. Chem. Soc. Jpn. (IF=3.53))に掲載された。特に、①に掲載された論文はエディターからの評価が非常に高く、Spotlights(10%程度)として紹介され、③に掲載された論文は優秀論文(各号3報選定)として選定された。その他、筆頭著者の論文1報と共著論文1報の成果も挙げている。
  • ・日本化学会第6回CSJ化学フェスタにおいて最優秀ポスター賞(物理化学分野)を受賞した。
  • ・日本油化学会第54回年会において学生奨励賞(口頭)や5件の優秀ポスター賞を受賞した。
  • ・8th Gold2018国際会議において優秀ポスター賞を受賞した。
  • ・Asian Conference on Oleo Science 2017において優秀ポスターを受賞した。
  • ・地方独立行政法人大阪産業技術研究所職員(研究職:任期無し)の採用が内定。
総合化学研究科 総合化学専攻 博士後期課程 3年 村田 貴嗣さん

本学生は光学活性化合物を与える新手法の開拓に取り組んだ。さらに、開発した新しい合成反応を活用し、これまで合成困難とされていた有用な天然有機化合物の人工生産に取り組み、抗がん剤や抗菌剤の不斉全合成法を確立した。

  • ・14th Symposium on Chemical Approaches to Chiralityにおいて優秀ポスター賞(Best Poster Award)を受賞した。
  • ・第7回CSJ化学フェスタ2017において優秀ポスター賞(Best Poster Award)を受賞した。
  • ・学術論文7報(全て国際英文誌に掲載)、学会発表23回(うち英語での国際学会発表2件)の研究成果公表を行った。
  • ・日本化学会第99春季年会において10件の口頭発表が予定されている。
  • ・天然有機物を用いた医療応用についての研究が7件の新聞記事で紹介された。さらに、当該成果を取り上げた科学テレビ番組(未来の起源(TBSテレビ) 2018年6月10日放送)では、本人自らが主演して解説した。
理工学研究科 物理学専攻 博士後期課程 3年 甘利 悠貴さん

SU(N)対称性の商空間におけるソリトン解の解析的な構成に関する研究に取り組み、関連論文を2018年末までに6報執筆した。特に、取り組んだ研究のうち、旗空間における解の探索は非常に困難な課題であり、現時点において具体的な解の構成に成功したのはD. Bykov (Max-Planck Institute, Germany)と本学生のみである。国際的な水準から見ても、秀でた問題発見能力、研究を進捗させるうえでの独創性と問題解決能力を持つ、卓越した研究者である。

  • ・本研究等を進捗させていく過程で独自の国際的なネットワークを構築した。例えば、L. A. Ferreira (IFSC, USP, Brasil)、P. Klimas (UFSC, Brasil)、S. Krusch (Univ.of Kent, UK)、D. Bykovらと緊密なコンタクトをとりながら研究を行った。
  • ・国外における国際会議において、5回の講演ならびに5回の招待講演を行った。
  • ・在学中にサンパウロ大学に1年間留学し、同大学のL. A. Ferreira教授と共同研究を行い、研究成果を論文にまとめた。
  • ・日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用されている。
理工学研究科 応用生物科学専攻 博士後期課程 3年 平川 健さん
  • ・査読付き英文論文を7報出版した(うち筆頭著者3報)。さらに、2報の筆頭著者論文が投稿中である。筆頭著者論文の1報は国際共同研究であり、英国科学雑誌The Plant Journal (IF=5.775)に掲載された。共著論文には英国科学雑誌Nature Communications (IF=12.124)に掲載された論文もあり、レベルの高い共同研究に貢献した。
  • ・査読付き英文総説及び著書を3報出版した(うち筆頭著者2報)。また、和文総説を2報出版した(両方ともに筆頭著者)。物理系研究者との共同研究成果であるX線電子自由レーザーの生体試料観察への適用を記した英文著書があり、分野横断タイプの研究にも貢献した。
  • ・研究成果は日本経済新聞、フジサンケイビジネスアイ、科学新聞、化学工業日報、原子力産業新聞、日刊工業新聞に掲載され、基礎研究分野だけでなく産業界からも注目を集めた。
  • ・国際学会において英語口頭発表4件(うち2件は招待講演)、ポスター発表4件を行った。国内学会では口頭発表19件、ポスター発表9件を行った。2017年度生命科学系合同年次大会おいて口頭発表に選抜され、広い研究分野から関心を集めた。
  • ・3件の受賞歴があり、学会から将来活躍が期待される研究者として評価が高い。日本遺伝学会第90回大会Best Paper賞は研究員や助教なども選考対象となる中で受賞した。
  • ・日本学術振興会特別研究員DCI及びPDに採択された。いずれも評価上位者として面接免除での採用であった。
理工学研究科 先端化学専攻 博士後期課程 3年 西野 晃太さん

ベンゼン環上の不活性な炭素-水素結合を、ヨウ素と有機硫黄化合物あるいは金属触媒と有機硫黄化合物を巧みに組み合わせた新規な反応系を用いることで、炭素-硫黄結合に直接分子変換する高効率な化学合成法を数多く見い出した。

  • ・8件の研究発表を行った。
  • ・第6回JACI/GSCシンポジウムにおいてGSCポスター賞を受賞した。
  • ・第74回有機合成化学協会関東支部シンポジウムにおいて若手講演賞を受賞した。
  • ・化学系専門誌(European Journal of Organic Chemistry (IF=2.882)、The Journal of Organic Chemistry (IF=4.805)、European Journal of Organic Chemistry (IF=2.882)、Chemistry -A European Journal (IF=5.16))に論文が掲載された。
  • ・自ら企画した研究テーマ「持続可能な社会の実現を指向した単体硫黄の高度利用を可能とする有機化学反応の開発」で公益財団法人日本科学協会笹川学研究助成金(助成金交付額:79万円)に採用された。

2. 課外活動の成果による表彰者

<個人>

理学部第二部 数学科 2年 山田 真生さん
  • 第62回全日本学生本因坊決定戦 ベスト8
  • 第55回全日本学生囲碁十傑戦 7位
  • 第6回全日本学生囲碁最強位戦 優勝
  • 第40回世界アマチュア囲碁選手権 日本代表決定戦 ベスト64
工学部 工業化学科 1年 栗田 佳樹さん
  • 第5回世界学生ペア碁選手権 7位
  • 第17回全日本学生囲碁王座戦全国大会 準優勝
  • 第13期朝日アマチュア囲碁名人戦(朝日新聞社、日本棋院主催) 優勝 ※アマ名人位獲得
  • 第62回全日本学生本因坊決定戦 準優勝
  • 第64回全日本アマチュア本因坊決定戦 準優勝
  • 第6回全日本学生囲碁最強位戦 準優勝
  • 第5回ネット棋聖戦決勝大会 優勝
  • 第55回全日本学生囲碁十傑戦 3位
工学部 機械工学科 4年 川上 奏さん
  • FIA グランツーリスモチャンピオンシップ 2018 ワールドファイナル マニュファクチャラーシリーズ 優勝
工学部第二部 建築学科 4年 國井 響介さん
  • 第63回全日本学生競技ダンス選手権大会 ルンバの部 1位
  • 第103回東部日本学生競技ダンス選手権大会 I部戦 チャチャチャの部 6位
  • 第103回東部日本学生競技ダンス選手権大会 I部戦 ルンバの部 4位
理工学部 応用生物科学科 4年 仲谷 滉祐さん
  • 第69回全日本弓道大会 優勝
基礎工学部 電子応用工学科 2年 李 大希さん
  • 世界ロープスキッピング選手権大会2018年 ダブルダッチシングルフリースタイル 2位
経営学部 経営学科 2年 寺西 未有さん
  • 第6回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト個人の部 奨励賞
  • 第7回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト個人の部 優秀賞

<団体>

I部体育局 ソフトボール部
  • 第53回全日本選手権 ベスト8
  • 第13回関東学生男子ソフトボール 春季大会リーグ戦 I部 優勝
  • 第53回全日本選手権関東大会予選 4位
  • 第18回関東学生男子ソフトボール 秋季大会リーグ戦 I部 優勝

3. 社会活動の成果による表彰者

工学部 電気工学科 2年 阪口 友貴さん
  • ・国際問題・社会問題(国内)に興味を持ち、外務省主催の「日本大学生訪韓団 第1団」へ応募し、全国の応募者の中から18名(理系学生は2名)に選抜され韓国へ派遣された。
  • ・同省主催の「日露青年フォーラム2018」に応募し、全国の社会人・大学生の応募者から47名に選抜され、日露中小企業の技術振興についてロシアにて議論を行うなど、理系の枠に留まらず積極的に国際交流を図り国際問題解決に取り組んだ。
  • ・2018年4月には、公益財団法人JAL財団主催の「2018 JALスカラシッププログラム」の日本代表学生として、アジア・オセアニア地域の大学生と研修及び文化交流を通じて、相互理解を深めるとともに、海外学生のサポートを行った。
  • ・日本国内においては、公益財団法人日本宇宙少年団つくば分団のサブリーダーとして、小学生に対し水ロケットや火薬ロケットの制作を通じて科学の面白さを伝えている。
  • ・ホームレス共同炊出しボランティア団体として渋谷で活動している。

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