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2019.02.20 Wed UP
本学教員が開発した、抗体医薬品の標的拡大につながる新技術を日経産業新聞が紹介
本学 基礎工学部 生物工学科 村上 康文教授が2012年に創業した株式会社オーダーメードメディカルリサーチ(以下、OMR)が、抗体医薬品の標的拡大につながる新技術を開発し、日経産業新聞に紹介されました。
OMRは抗体医薬の開発を行う企業で、これまでに大腸がんや乳がんに存在する新規膜たんぱく質3種に対する抗体作製、また、既存の抗体医薬「アバスチン」よりも標的結合力が1万倍強い抗体作製に成功しています。
村上教授らの研究チームは、ほとんどの部分が細胞膜に埋もれているため、従来、抗体作製が困難であった膜タンパク質に対する抗体作製技術を開発し、すでに実用化の段階まで進んでいます。これにより、5,600種類もあると言われている膜タンパク質に作用する抗体の作製が可能となり、創薬標的の大幅な拡大が達成されました。
詳細は掲載紙をご覧ください。
■ 掲載紙
『日経産業新聞』 2019年2月19日付
村上康文教授のページ: https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?3038
株式会社オーダーメードメディカルリサーチ(OMR) ホームページ
https://www.omr.co.jp/vision