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2018.12.17 Mon UP

教育支援機構理数教育研究センター主催研究会「『理数探究』を探究する」を開催(12/16・開催報告)

12月16日(日)に神楽坂キャンパスで、本学教育支援機構理数教育研究センター主催研究会「『理数探究』を探究する」が行われました。

本研究会は、日本の理数力強化に資するべく、中学・高等学校の現職理科教員や理科の教員養成を担当される方々を主な対象として開催し、180人を超える参加がありました。

第一部では、初めに秋山仁 特任副学長・理数教育研究センター長が「探究しがいのある研究テーマとは?」と題して基調講演を行い、SSHの成果と課題について、長くSSHの審査委員として関わっている立場から話されました。

続いて、浅野大介氏(経済産業省 商務サービスグループサービス政策課長)が「『未来の教室』実証事業の現状」と題して講演を行い、経済産業省が取り組んでいる『未来の教室』プロジェクトについて、実証事例の紹介を交え、経済産業省が教育にどうかかわっていくかについて話されました。

3つめの講演として、遠山一郎氏(文部科学省 国立教育政策研究所教育課程研究センター 教育課程調査官・学力調査官)が「各学科に共通する教科『理数』の方向性」と題して講演を行い、学習指導要領改訂に関するスケジュールや理数探究基礎、理数探究の科目について、内容や範囲について話されました。

その後、パネリストとして登壇する首都大学東京 理学部生命科学科 福田公子准教授、東京都立国立高等学校 大野智久教諭、東京都立淵江高等学校 白石直樹教諭の3名に自校での取り組みについて自己紹介を含めて短く講演いただきました。

第二部のパネルディスカッションでは、第1部の講演者5名がパネリストとして登壇し、「理数探究と入試」をテーマに議論を行いました。

パネルディスカッションでは、参加者からの質問票をもとに質疑応答を行うとともに、理数探究を考えていく上で、パネリストが大学や高校で実際に取り組んでいる事例を紹介しました。また、会場からの質問にも答え、活発な議論が行われました。

参加者からは、「いろいろな立場の方の意見が聞けて、参考になりました」「文部科学省とあわせて経済産業省の教育への考えを聞けたことは新鮮であり、意義深かった」「パネルディスカッションでの具体的な例、先生方の指導体験談を聞けてよかった」などの感想が寄せられました。


秋山仁特任副学長・理数教育研究センター長

経済産業省浅野大介氏

文部科学省遠山一郎氏

パネルディスカッション1

パネルディスカッション2
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