ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2025.11.10
AIの力で複雑なスペクトルの自動解析が可能に!
~X線データから材料の構造・欠陥・電子状態を高精度で判別~東京理科大学 東京大学 東京科学大学 筑波大学 科学技術振興機構(JST) 研究の要旨とポイント X線吸収スペクトルは、多様な構造や欠陥の影響で複雑に変化するため、従来の解析では高度な専門知識と多くの作業が必要とされてきました。 教師なし機…
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2025.10.14
カルシウム置換によりナトリウムイオン電池の大気安定性が向上
~実用化に向けた高性能正極材料開発の新戦略~研究の要旨とポイント P2型Na2/3[Fe1/2Mn1/2]O2 (NFM)は、ナトリウムイオン電池の正極材料として高い性能を有していますが、大気中ではその表面不安定性により劣化してしまうことが実用化の課題となっていました。 ナトリウムイ…
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2025.09.22
ナノ単結晶細孔に閉じ込められた水の階層性と新しい水の相の性質
~固体2H NMRの測定でみえること~東京理科大学 研究の要旨とポイント 静的な固体2H NMRを用いて、ナノ単結晶細孔に閉じ込められた水の階層性を初めてみることに成功しました。 緩和時間T1の測定から、ナノ結晶細孔に閉じ込められた水の特殊な「前融解状態 (premelting…
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2025.09.17
スカンジウム置換によりナトリウムイオン電池の耐水性とサイクル寿命が向上
~ヤーン・テラー歪みとの相乗効果により構造安定化~東京理科大学 研究の要旨とポイント ナトリウムイオン電池の正極材料P’2型Na0.67MnO2において、マンガンイオンの一部をスカンジウムイオンで置換することにより、耐水性とサイクル寿命が向上することを明らかにしました。 P’2型Na0.6…
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2025.09.08
朝日地球会議2025「あなたと考える 激動の世界と地域の未来 」に山本 貴博教授が出演(10/29)
「朝日地球会議」は、持続可能な地球と社会の実現に向けて考えるシンポジウムで、今年で第10回を迎えます。 本年は「あなたと考える 激動の世界と地域の未来」をメインテーマに掲げ、10月24日(金)よりリアル会場およびオンラインで開催されます。…
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2025.09.05
磁気バルクハウゼンノイズによる磁壁緩和ダイナミクスの直接観測
~次世代の低損失磁性材料の設計指針となる有用な知見~研究の要旨とポイント 広帯域かつ高感度な磁気バルクハウゼンノイズ(MBN, *1)測定システムを独自開発し、金属材料中の個々の磁壁(*2)の緩和挙動を、単一パルスレベルで直接観察することに成功しました。 MBNパルスの減衰過程に着目した統計…
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2025.09.04
糖型界面活性剤で酸性条件下でも乳酸オキシダーゼ電極が機能
~GI-SAXSにより酵素電極表面構造の詳細解明~研究の要旨とポイント 乳酸オキシダーゼ(LOx)-スクロースモノラウレート修飾電極について、pH 5.0における応答電流がpH 7.0の約80%に達することを明らかにし、スクロースモノラウレートが優れた安定化剤になることを実証しました。 斜…
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2025.08.27
Ga系近似結晶で巨大磁気熱量効果を観測
~環境負荷の少ない次世代冷却技術に期待~東京理科大学科学技術振興機構(JST) 研究の要旨とポイント 原子価の異なる二種類の元素を同時に置換する新手法「二重異原子価元素置換(double hetero-valent elemental substitution)」を導入し、三元系…
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2025.08.08
スパッタ法を用いて高品質なScAlN薄膜の作製に成功
~成長温度の系統的変化が構造特性と電気特性に及ぼす影響を解明~東京理科大学 住友電気工業株式会社 東京大学 研究の要旨とポイント 汎用性の高いスパッタ法を用いて、結晶成長が困難とされていた窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)薄膜を高品質で作製することに成功しました。 成長温度の上昇により表面平坦…
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2025.08.05
AIが無線電力伝送システムを自動設計
~次世代パワーエレクトロニクス回路設計のブレークスルー~国立大学法人 千葉大学 東京理科大学 学校法人君が淵学園 崇城大学 研究の概要 研究の背景 研究の成果 今後の展望 用語解説 研究プロジェクトについて 論文情報 参考文献1) 研究室 東京理科大学について 研究の概要 千葉大学大学院情報学研…
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2025.07.17
ナトリウムイオン電池材料β-NaMnO₂の積層欠陥を抑制することで電池性能向上に成功
~波状MnO₂層の滑り現象メカニズムを解明、正極材料の長寿命化を実現~東京理科大学 東京科学大学 研究の要旨とポイント ナトリウムイオン電池の正極材料β-NaMnO2について、系内のマンガン(Mn)を銅(Cu)で置換することにより、結晶内の積層欠陥を効果的に抑制できることを実証しました。 結晶構造中…
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2025.07.11
ヘテロ金属配位ナノシートのインク化技術を確立、大量生産や基板への直接塗布が可能に
~新たな電子デバイスや電極触媒などへの応用に期待~研究の要旨とポイント 金属イオンと有機配位子から構成される配位ナノシートは多彩な物理・化学的特性を持つ構造を設計できることから多用途での応用が期待されていますが、一般的な合成法で得られる生成物は薄膜もしくは粉体であるため、加工が難しいという…
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2025.05.02
大阪・関西万博への出展について
2025 年 4 月 13 日(日)から 10 月 13 日(月)まで、大阪・夢洲にて開催される「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」において、東京理科大学の教員が参画する先進的な研究が、複数のプロジェクトや展示を通じて紹介されます…
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2025.04.16
田村 隆治教授らの研究成果が日刊工業新聞に掲載
先進工学部 マテリアル創成工学科 田村 隆治教授らの研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。 田村教授らの研究グループは、反強磁性を示す正二十面体準結晶Au56In28.5Eu15.5における長距離磁気秩序の存在を実証しました。この成果によ…
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2025.04.11
反強磁性準結晶の存在を初めて明らかに!
~周期を持たない長距離反強磁性秩序を発見~東京理科大学 東北大学 Australian Nuclear Science and Technology Organisation 科学技術振興機構(JST) 研究の要旨とポイント これまで、長距離反強磁性秩序を有する準結晶の存在自体が疑…
