細胞生物学実験のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
細胞生物学実験 | 科目番号 Course number |
83BIBIE302 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Laboratory Course in Cell Biology | |||
授業名称 Class name |
細胞生物学実験 |
教員名 | 西山 千春,八須 匡和,瀬木 恵里,出﨑 能丈,NGUYEN PHUONG THAO,鈴木 敢三 |
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Instructor |
開講年度学期 | 2022年度 前期 |
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Year/Semester | 2022/1st Semester |
曜日時限 | 火曜3限 火曜4限 火曜5限 木曜3限 木曜4限 木曜5限 金曜3限 金曜4限 金曜5限 |
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Class hours |
開講学科 Department |
先進工学部 Faculty of Advanced Engineering 生命システム工学科 Department of Biological Science and Technology |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
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単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
ハイフレックス型授業/Hybrid-Flexible format 対面授業/On-site class |
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概要 Descriptions |
西山担当の実習 【概要】免疫担当細胞は、造血系幹細胞から分化し、末梢や二次リンパ組織に分布して病原体に対する生体防御の様々な役割を果たす。本実習では、マウス個体から取り出した細胞を用いて免疫に関わる事象を免疫学的手法や知識を使って観察する。 瀬木担当の実習 【概要】本実習では薬理学・解剖学・神経科学の実験を行う上で必要とされる基本的手技と生物工学研究への応用について習得する。 科目の履修を通じて、豊かな人間性・創造力と国際性を兼ね備え、多面的かつ新しい視点を持って科学技術の発展に貢献できる人材の育成を目指す。 |
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目的 Objectives |
西山担当の実習 【目的】 免疫学講義で学ぶ細胞や分子の働きについて、本実習を通じて理解を深める。 瀬木担当の実習 【目的】 神経初代培養実験や動物行動実験を通じて、細胞機能・神経機能・脳機能の生物学的基盤や薬理学的理解を深める。 |
到達目標 Outcomes |
西山担当の実習 【到達目標】免疫応答に関わる細胞や分子について、その役割や機能、生体内での局在などを一通り説明することができる。さらに、免疫応答が感染症、アレルギー、自己免疫疾患、炎症、移植拒絶、がん疾患などにどのように寄与するかを理解し、説明することができる。 瀬木担当の実習 【到達目標】細胞培養の基本操作を習熟する(継代・遺伝子発現)。胎児脳神経の初代培養を行い、突起伸張を経時観察する。これらを観察することによって神経の特性について形態学的視点から理解を深める。また動物モデルを用いて、中枢神経系に対する薬理効果を測定できる。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
免疫工学・細胞工学・細胞培養・生理学・薬理学に関連する講義の内容を充分理解していること |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
- | 小テストの実施 Quiz type test |
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ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
- | グループワーク Group work |
◯ |
プレゼンテーション Presentation |
◯ | 反転授業 Flipped classroom |
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その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
事前に配布される実習書を読み、当日の実験内容を理解しておく。また、実習中に出る疑問や不明な点は、実習書や参考書を確認したり、研究室所属のメンバーに聞いて、早めに理解することで次の実習が効果的になる。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
実験中のディスカッションやレポートなどで総合評価する |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
「免疫生物学(Janeway's "Immunobiology") 」・笹月健彦監訳・南江堂・2019年・ISBN978-4-524-25115-5 「分子細胞免疫学(Cellular and Molecular Immunology)」・中尾篤人監訳・エルゼビア社・2018年・ISBN978-4-86034-917-2 神経科学(ベアー、西村書店) |
授業計画 Class plan |
西山担当 マウスをモデルに、造血器官である骨髄中から細胞を分離し、フローサイトメーターなどを用いて細胞の解析を行う。 造血系幹細胞から、サイトカインや成長因子を用いて免疫担当細胞(樹状細胞、マスト細胞)を誘導する。 二次リンパ組織の1つである脾臓を摘出し、そこに含まれる細胞の種類や割合をフローサイトメトリー法で解析する。 骨髄より分化誘導した細胞について、それぞれ病原体成分やアレルゲンに反応する様子をELISA法と組み合わせて解析する。 瀬木担当 細胞培養の基本操作を習熟する(継代・GFP発現)。マウス・ラットをモデルに、神経細胞を胎児脳から分散化し、1週間程度培養して樹状突起と軸索を伸長させシナプスを形成させる。また同時に末梢組織の初代培養も行い、形態の観察を行う。 マウスをモデルとして、抗不安薬や抗うつ薬の効果を行動薬理として解析・評価する。 |
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教職課程 Teacher-training course |
本科目は、教育職員免許状取得(教科:理科)に必要な教科に関する科目の「生物学実験(コンピューター活用含む)」区分に該当します。 ただし、教科に関する科目区分については、入学年度により異なるため、各自、入学年度または適用となる年度の学修簿により確認をしてください。 |
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実務経験 Practical experience |
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教育用ソフトウェア Educational software |
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備考 Remarks |
所定の期間在学し、「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」という教育理念と、 「豊かな人間性・創造力と国際性を兼ね備え、多面的かつ新しい視点を持って科学技術の発展に貢献できる人材 の育成」という教育目標に沿って編成された授業科目を履修して、所定の単位を修得した学生に対して修了を 認定し、学士(工学)の学位を授与する。 |
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9983224 |