生命科学系キャリアパスのシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
生命科学系キャリアパス | 科目番号 Course number |
83BIZZZ201 | |
---|---|---|---|---|
科目名称(英語) Course title(English) |
Career View Based on Biological Science and Technology | |||
授業名称 Class name |
生命科学系キャリアパス |
教員名 | 西野 達哉,田村 浩二,十島 二朗,有村 源一郎,西山 千春,長野 真,八須 匡和,清水 公徳,瀬木 恵里,無津呂 裕美,白石 充典,宮川 信一,出﨑 能丈,NGUYEN PHUONG THAO,近藤 周,高橋 史憲,吉田 優,伊藤 翔,鈴木 敢三 |
---|---|
Instructor |
開講年度学期 | 2022年度 後期 |
---|---|
Year/Semester |
曜日時限 | 水曜3限 |
---|---|
Class hours |
開講学科 Department |
先進工学部 生命システム工学科 Department of Biological Science and Technology |
---|---|
外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
- |
単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
対面授業/Onsite |
---|
概要 Descriptions |
「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」という教育理念と、「豊かな人間性・創造力と国際性を兼ね備え、多面的かつ新しい視点を持って科学技術の発展に貢献できる人材の育成」という教育目標達成に向けて、以下の方針で授業を行う。各教員の専門領域に関する最先端の内容を講義する。学会での講演に近い内容であるが、専門用語に関しては少し分かりやすく説明を加えながら述べる。さらに、生命システム工学実験に向けた導入として基礎的な実験手法の習得を目指すための演習を集中講義で行う。 |
---|---|
目的 Objectives |
各教員の研究内容の概観を捉え、研究および進路選択に必要な情報を身に付ける。 生命システム工学実験に必要な基礎的な技術を身につける。 |
到達目標 Outcomes |
卒業研究に必要な知識や技術、方法論を学び、現実的なキャリアビジョンを描くことができる。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
13〜15回目は集中講義で実施する。実施日に関しては講義内で告知する。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
|||
---|---|---|---|
課題に対する作文 Essay |
- | 小テストの実施 Quiz type test |
- |
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
- | グループワーク Group work |
○ |
プレゼンテーション Presentation |
- | 反転授業 Flipped classroom |
- |
その他(自由記述) Other(Describe) |
- |
準備学習・復習 Preparation and review |
1時間程度、各教員の研究内容について、ホームページ等で予め見て予習する。講義後に1時間程度、それらの研究内容を、将来のキャリアビジョン形成の観点から考察する。 演習(集中講義)事前に1、2時間程度テキスト(実習書)をよく読み、実験手順を実験ノートに記述しておくこと。また演習後は、レポートの作成の準備のために、実験において得られた結果を1、2時間程度実験ノートにをまとめておくこと。 |
---|---|
成績評価方法 Performance grading policy |
授業態度、レポート等により評価。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
なし |
授業計画 Class plan |
1.オリエンテーション・染色体分配に関わる蛋白質複合体の構造と機能(西野達哉) 内容:講義内容、目的、日程の紹介・生命の遺伝情報の維持と継承に重要な役割を果たす染色体分配複合体の構造と機能について理解する。 2.タンパク質の構造と機能相関(白石充典) 内容:分子機械としてのタンパク質の働きをその構造から解説し、応用であるタンパク質工学の現状について理解する。 3.生物と環境の相互作用(宮川信一) 内容:環境要因が生物の発生に及ぼす現象とそのメカニズムを学ぶ。 4.生体機能物質化学についての概説(田村浩二) 内容:生命の進化と機能の観点から、生体機能物質としてのRNAおよび関連分子について理解する。 5.ライフサイエンス研究のための有機化学(吉田優) 内容:ライフサイエンス研究において有機化学が果たしている役割について理解し、境界領域における研究例について学ぶ。 6.現役の理系就活生が語る!(有村源一郎) 内容:就職活動を終えたばかりの研究室学生の実体験から就活ノウハウを学ぶ。 7.健康に関わる免疫の話題と最近の研究紹介(西山千春) 内容:ヒトやマウスの精緻な免疫システムに関する最新の知見や実験技術を利用した、自己免疫疾患、アレルギー、癌、感染症などの治療に繋がる基礎研究を理解する。 8.植物の環境応答とストレス耐性作物の開発(高橋史憲) 内容:脳や神経を持たない植物における環境応答メカニズムを学び、環境ストレス耐性作物の開発に関わる最新の研究を理解する。 9.生命科学の社会実装(近藤周) 内容:民間企業から講師を招聘し、生命科学の知識がどのように実社会で活用されているかを学ぶ。 10.モデル生物を用いた医薬開発のための基礎的研究(十島二朗) 内容:人間の病気の原因解明と治療法の開発を目的とする、モデル生物を用いた研究について理解する。 11.微生物機能についての研究の紹介(清水公徳) 内容:人間生活に関わりが深い微生物とその機能について、産業界との関わりを中心に学ぶ。 12.うつ病治療についての研究の紹介(瀬木恵里) 内容:うつ病を中心に、中枢における病気のメカニズムや治療法の開発について、研究を行う上での考え方や実際の実験データの見方を学び、理解する。 13〜15.実験器具操作法に関する説明(生命システム工学科助教) 内容:生命システム工学実験に必要な実験器具の操作方法などを学び、理解する。 |
---|
教職課程 Teacher-training course |
|
---|---|
実務経験 Practical experience |
海外研究機関や民間企業(生物有機化学・分子生物学系)での勤務経験を、本講義に反映させる。 |
教育用ソフトウェア Educational software |
- |
備考 Remarks |
所定の期間在学し、「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」という教育理念と、 「豊かな人間性・創造力と国際性を兼ね備え、多面的かつ新しい視点を持って科学技術の発展に貢献できる人材 の育成」という教育目標に沿って編成された授業科目を履修して、所定の単位を修得した学生に対して修了を 認定し、学士(工学)の学位を授与する。 |
---|
9983211 |