電気通信工学2のシラバス情報

科目名称
Course title(Japanese)
電気通信工学2 科目番号
Course number
73ICCEN302
科目名称(英語)
Course title(English)
Telecommunication Systems 2
授業名称
Class name
電気通信工学2
教員名 樋口 健一
Instructor
開講年度学期 2022年度 後期
Year/Semester
曜日時限 月曜4限
Class hours
開講学科
Department
理工学部 電気電子情報工学科
外国語のみの科目
(使用言語)
Course in only foreign
languages (languages)
-
単位
Course credit
2.0 授業の主な実施形態
Main class format
対面授業/On-site class
概要
Descriptions
情報通信ネットワークを支える基礎理論と応用について学ぶ.ネットワーク技術としては,階層化アーキテクチャとインターネットでのプロトコル階層について学ぶ.伝送技術としては,今後ますます重要となる無線伝送技術にフォーカスし,ダイバーシチ,適応リンク制御,誤り制御,メディアアクセス制御について学ぶ.さらに,情報通信ネットワークの設計と解析における基本となる待ち行列理論と通信トラヒック理論について学ぶ.
目的
Objectives
情報通信ネットワークを支える基礎理論と応用を身につけ,個々の技術間の相互関係についても理解することを目的とする.なお,本科目は当学科のディプロマポリシー「電気工学、電子工学、情報通信工学の学問分野に共通した基礎学力と、その上に立つ各分野の専門知識」に該当する科目である.
到達目標
Outcomes
1. インターネットのプロトコルを例にとり,ネットワークの階層化アーキテクチャを理解する.
2. フェージングに代表される移動通信無線伝搬の基礎を理解し,フェージングによる通信品質劣化の対策技術として捉えたときのダイバーシチ,適応リンク制御,誤り制御,メディアアクセス制御について理解する.
3. 待ち行列理論について理解し,M/M/1, M/M/S待ち行列について,平均遅延時間や平均ジョブ数等の基本的な特性を求められるようになる.
4. 通信トラヒック理論の基礎を理解する.

電気電子情報工学コースを選択の学生は、本科目を習得することによって、以下の学習・教育目標を達成できる。
──────────────────────
│電気電子情報工学コースの学習・教育目標
──────────────────────
A │地球的視点で考える能力
B │技術者倫理を理解する能力
C │コミュニケーション能力
D │数学、自然科学と情報活用能力
E │専門基礎能力
F │専門応用能力    ○
G │計画・遂行・継続能力
H │課題設定能力
I │デザイン能力
J│チームで仕事をするための能力
──────────────────────
(◎、○で記載)
履修上の注意
Course notes prerequisites
電気通信工学1を履修しておくことが望ましい.
アクティブ・ラーニング科目
Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文
Essay
- 小テストの実施
Quiz type test
-
ディベート・ディスカッション
Debate/Discussion
- グループワーク
Group work
-
プレゼンテーション
Presentation
- 反転授業
Flipped classroom
-
その他(自由記述)
Other(Describe)
-
準備学習・復習
Preparation and review
(準備学習)各回の授業前に2時間程度、講義資料の授業内容に関連した部分を読んでおくこと.
(復習)各回の講義内容を2時間程度復習し、各回の講義で説明した内容について理解の定着を図ること.
成績評価方法
Performance grading
policy
レポート(40点)および到達度評価試験(60点)で評価し,合計60点以上を合格とする.
レポート課題は授業中に学習した内容に関するものとし,11月末の講義時に内容を指示する(休講や講義の進捗状況に合わせ,適宜ずれることがある).
学修成果の評価
Evaluation of academic
achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation
教科書
Textbooks/Readings
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
 
・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below.
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
参考書・その他資料
Reference and other materials
LETUS上で配布する講義資料
「情報ネットワーク」,岡田博美著,培風館,2006年発行,978-4563033606
授業計画
Class plan
1. 通信ネットワーク入門
 本講義の教育内容,目標,成績評価方法・基準を説明する.
 応用通信ネットワークの概要を理解する.

2. コンピュータネットワークとプロトコル (1)
 通信の体系化と階層化アーキテクチャを理解する.
 基本概念となるOSI参照モデルを理解する.

3. コンピュータネットワークとプロトコル (2)
 実際の通信システムにおける階層化アーキテクチャの代表例としてインターネットのプロトコル階層を理解する.
 全体構成を理解した後,ネットワーク層と下位層のプロトコルを理解する.

4. コンピュータネットワークとプロトコル (3)
 実際の通信システムにおける階層化アーキテクチャの代表例としてインターネットのプロトコル階層を理解する.
 トランスポート層と上位層のプロトコルを理解する.

5. 移動通信無線伝搬
 陸上移動通信における無線伝搬路変動の基礎を理解する.
 距離減衰,シャドウイング,マルチパスフェージングを理解する.

6. ダイバーシチ
 フェージングによる伝送品質劣化を改善するダイバーシチ技術の原理と効果を理解する.

7. 適応リンク制御
 フェージングによる伝送品質劣化を改善する適応リンク制御技術を理解する.
 特に適応送信電力制御と適応変復調制御の原理と効果を理解する.

8. 誤り制御
 フェージング対策技術として捉えた誤り制御技術を理解する.
 特に自動再送要求(ARQ)および誤り訂正符号化を組み合わせたハイブリッドARQを理解する.

9. メディアアクセス制御
 フェージング対策技術として捉えたメディアアクセス制御を理解する.
 特に伝搬路変動を考慮したパケットスケジューリングについて原理と効果を理解する.

10. 待ち行列理論 (1)
 通信・情報ネットワークの設計,性能評価に有用な応用確率論として待ち行列理論を理解する.
 待ち行列モデルを理解し,基礎となるポアソン分布,指数分布,マルコフ過程の確率論を復習する.

11. 待ち行列理論 (2)
 通信・情報ネットワークの設計,性能評価に有用な応用確率論として待ち行列理論を理解する.
 M/M/1型の待ち行列モデルの解析を理解する.

12. 待ち行列理論 (3)
 通信・情報ネットワークの設計,性能評価に有用な応用確率論として待ち行列理論を理解する.
 M/M/S型の待ち行列モデルの解析を理解する.

13. 通信トラヒック理論 (1)
 待ち行列理論を通信ネットワークのモデルに特化させた通信トラヒック理論の基礎を理解する.
 回線交換型の通信に対応する,即時系の通信トラヒック理論を理解する.

14. 通信トラヒック理論 (2)
 待ち行列理論を通信ネットワークのモデルに特化させた通信トラヒック理論の基礎を理解する.
 パケット交換型の通信に対応する,待時系の通信トラヒック理論を理解する.

15. 到達度評価
 当該授業における達成度を到達度評価試験により確認する.
 その後,授業として当該授業科目の内容の総括を行う.
教職課程
Teacher-training course
本科目は、教育職員免許状取得(教科:情報)に必要な教科に関する科目の「情報通信ネットワーク(実習含む)」区分に該当します。
ただし、教科に関する科目区分については、入学年度により異なるため、各自、入学年度または適用となる年度の学修簿により確認をしてください。
実務経験
Practical experience
無線通信事業企業の研究員としての実務経験を活かし,情報通信ネットワークに関する講義を行う.
教育用ソフトウェア
Educational software
-
備考
Remarks
9973511
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