先端化学特別講義1のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
先端化学特別講義1 | 科目番号 Course number |
72CHZZZ201 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Special Lectures on Advanced Chemistry1 | |||
授業名称 Class name |
先端化学特別講義1 |
教員名 | 近藤 剛史,小原 真司,竹内 謙,野島 雅,片山 英樹,秋本 順二,佐山 和弘,有賀 克彦,島田 茂,鈴木 拓,秋山 陽久,細貝 拓也 |
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Instructor |
開講年度学期 | 2022年度 前期 |
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Year/Semester | 2022 First Semester |
曜日時限 | 月曜5限 |
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Class hours | Monday 5th, Period |
開講学科 Department |
理工学部 先端化学科 |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
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単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
対面授業/On-site class |
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概要 Descriptions |
本学科で定めるポリシー「化学分野の基礎学力と、その上に専門知識」を習得し、それをもとに「自ら課題を発見し、解決する能力」、「論理的・批判的に思考し、積極的に取り組むことのできる判断力・行動力」、「他者とコミュニケーションをとり、国際的な視野を持って活躍できる能力」ならびに「専門分野に応じたキャリアを形成し、自己を管理する能力」を養うための授業である。 連携大学院方式の客員教授,研究の第一線で活躍されている非常勤講師並びに学内の先生方によって,それぞれの専門分野における重要な基礎知識及び最先端の話題に関する講義が行われる。 |
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目的 Objectives |
様々な専門分野の基礎知識や最先端の話題を聴くことにより,研究のおもしろさや楽しさを実感させるとともに,創造性や探求心を養わせる。 |
到達目標 Outcomes |
キャリア教育としての本講義で紹介される最先端の研究分野を多面的に学ぶことにより、将来の研究活動に必要な創造的思考力あるいは幅広い視野を修得することができる。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
必修ではないが、各教員の研究内容をより詳しく理解するための授業なので履修することが望ましい。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
〇 | 小テストの実施 Quiz type test |
〇 |
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
- | グループワーク Group work |
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プレゼンテーション Presentation |
- | 反転授業 Flipped classroom |
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その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
(準備学習)各回の授業前に「1時間程度」授業計画にあるキーワードについて理解を深めておくこと。 (復習)各回の講義内容を「3時間程度」復習する。 具体的な事項については、授業の中で指示する。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
レポート点(80%) 平常点(20%)<小テスト、課題提出の厳守、授業への積極的な取り組み姿勢 等> 出席状況や授業態度が著しく悪い場合は、評価しない場合があるので注意すること。 [フィードバックの方法] 提出したレポートや課題については、授業内で適宜講評を行う。 必要であれば、プリントを使用。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
【15回】 マススペクトロメトリー 日本質量分析学会出版委員会 丸善出版 ISBN 978-4-621-30497-6 "Mass Spectrometry: A Textbook" Gross,J¨urgen H, MARUZEN publishing, ISBN 978-4-621-30497-6 |
授業計画 Class plan |
【1回】 ガイダンス(学科主任, 教務幹事) 【2回・3回】 無機固体化学および無機材料化学 (秋本 順二) 無機材料研究の基礎となる固体化学について、具体例を挙げながら、方法論、合成技術を概説する。固体化学をベースとした材料設計、評価手法の無機材料分野への適用について、具体例を挙げながら概説する。 【4回・5回】 超分子化学と材料設計 (有賀 克彦) 超分子化学の基礎について解説する。ホストーゲスト化学、分子集合体化学などの基礎を解説すると同時に、超分子化学とナノテクノロジーやバイオテクノロジーの関連についても紹介する。超分子化学をベースにした材料設計について、最新の研究データをもとに解説する。特に、ボトムアップテクノロジーと呼ばれる手法で機能構造を組み立てていく仕組みを (i) 分子からナノ、(ii) ナノからマイクロ、(iii) マイクロからマクロ のカテゴリーに分けて説明する。 【6回】 鉄鋼材料の腐食研究 (片山 英樹) 社会基盤を支える鉄鋼材料の様々な環境での腐食現象について解説するとともに,最新の腐食研究やその評価法などについて紹介する。 【7回】 太陽エネルギー利用技術 (佐山 和弘) 太陽エネルギーは最も膨大な再生可能エネルギーである。その太陽エネルギー利用技術の研究背景と意義、典型的な技術(太陽電池や、光触媒、光電極、人工光合成等)を紹介する。 【8回・9回】 有機金属化学 (島田 茂) 有機金属化学の基礎について概説するとともに、ケイ素やビスマスの有機金属化合物を中心に、合成法や特徴、身の回りの応用例、最新の研究動向などを紹介する。 【10回】 表面・界面の物理化学 (鈴木 拓) 現代のナノ・材料科学や物質科学において重要な表面・界面の分析と制御について、最新の研究トピックスを交えて紹介する。 【11回】 接着技術の展望と課題 (秋山 陽久) 接着接合は、様々な産業分野で利用が広がっており、重要性がましている。それにともない課題も出てきている。これらを解決するために行われている研究について解説する。 【12回】 レーザー分光学と機能性材料の物性研究 (細貝 拓也) レーザーは情報・通信、家電、医療、加工など、すでに多くの生活に取り入れられている技術である。本講義ではレーザーおよびレーザー分光学について概説したあと、レーザーを用いた機能性材料の物性研究を紹介する。 【13回】 X線・中性子を用いたガラスの構造解析 (小原 真司) 我々の生活に欠かせないガラスの原子配列をX線や中性子を用いた回折実験から明らかにした例を解説する。 【14回】 貝殻を用いての放射線汚染水の除染研究 (竹内 謙) 廃棄されている貝殻を用いての、放射線汚染水の除染に関して、データを用いつつ解説する。 【15回】 質量分析法を用いた分析化学(野島 雅) J.J.Tomsonから田中耕一に至るまでの質量分析法とイオン化法の歴史を解説する。 そのうえで最先端でイオンビーム技術がどのように応用されているかを述べる。 |
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教職課程 Teacher-training course |
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実務経験 Practical experience |
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教育用ソフトウェア Educational software |
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備考 Remarks |
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9972325 |