応用物理化学3のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
応用物理化学3 | 科目番号 Course number |
72CHPHC303 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Applied Physical Chemistry 3 | |||
授業名称 Class name |
応用物理化学3 |
教員名 | 酒井 秀樹 |
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Instructor | Hideki Sakai |
開講年度学期 | 2022年度 前期 |
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Year/Semester | 2020 / First Semester |
曜日時限 | 金曜1限 |
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Class hours | 1st hour / Friday |
開講学科 Department |
理工学部 先端化学科 |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
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単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
対面型授業/On-site class |
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概要 Descriptions |
気体・液体・固体の三態のうち、もっとも多様かつ重要な液体の性質について学ぶ。 本学科で定めるポリシー「化学分野の基礎学力と、その上に立つ専門知識」を習得し、それをもとに「自ら課題を発見し、解決する能力」、「論理的・批判的に思考し、積極的に取り組むことのできる判断力・行動力」、「他者とコミュニケーションをとり、国際的な視野を持って活躍できる能力」ならびに「専門分野に応じたキャリアを形成し、自己を管理する能力」を養うための授業である。 |
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目的 Objectives |
理想溶液ならびに実在溶液の特徴や、液体に特徴的な性質である束一的性質などの学習を通して、液体のマクロな物性が、液体分子のどのようなミクロ構造に起因するのかを理解できるようになる。 |
到達目標 Outcomes |
1 もっとも普遍に存在する水の性質およびその特異性について理解できる。 2 理想溶液ならびに実在溶液の特徴について学習する。 3 液体に特徴的な性質である束一的性質やレオロジー、電解質溶液などについて学習する。 4 液体の関わる相平衡について理解できる。 5 液体の表面の性質(表面張力など)について理解できる。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
2年次の授業「物理化学1」「物理化学2」「物理化学3」を受講していることが望ましい。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
◯ | 小テストの実施 Quiz type test |
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ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
- | グループワーク Group work |
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プレゼンテーション Presentation |
- | 反転授業 Flipped classroom |
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その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
準備学習と復習に要する時間は、それぞれ約2時間、合計約4時間を想定する。 教科書・配布プリント・参考書等を活用し、授業で解説した重要事項を説明できるようになること。 具体的な事項については、授業の中で指示する。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
到達度評価(75%)ならびに平常点(25%)によって評価する。 平常点は授業時間内に実施する課題などに基づき評価する。 [フィードバックの方法] ・課題については、授業中に解説を行う。. ・到達度評価の解説・講評を行う。 ・配布資料については、LETUSに掲載する。 無断欠席が一定数以上の場合は、成績評価しない場合があるので注意すること。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
「バーロー 物理化学(上)」東京化学同人 ISBN: 978-4807905027 「熱力学」、阿竹 徹編著、加藤 直、川路 均、斎藤一弥、横川晴美著、丸善 ISBN : 978-4621048658 「化学熱力学中心の基礎物理化学」 、杉原 剛介 , 秋貞 英雄 , 井上 亨著、学術図書出版社 ISBN: 978-4873619835 |
授業計画 Class plan |
1 これまで学習したことの復習 気/液・固/液相平衡、ラウールの法則、ヘンリーの法則などについて復習し、理解する。 2 水とその特異性 水の化学的・物理的特異性とのその要因について学び、理解する。 3 典型的な物質の状態図 典型的な分子の状態図とその読み方について学び、理解する。 4 部分モル量 ケミカルポテンシャルの復習、 部分モル体積、Gibbs Duhemの関係などについて学び、理解する。 5 理想溶液1 理想溶液の熱力学について学習し、理解する。 6 理想溶液2 理想溶液の挙動について学習し、理解する。 7 実在溶液1 実在溶液の挙動の理想溶液からのずれとその要因について学習し、理解する。 8 実在溶液2 活量や活量係数を中心に学習し、理解する。 9 束一的性質1 蒸気圧効果、沸点上昇について熱力学的な視点から議論し、理解する。 10 束一的性質2 凝固点降下、浸透圧について熱力学的な視点から議論し、理解する。 11 2成分系状態図1 2成分系における気体/液体平衡状態図とその読み方について学習し、理解する。 12 2成分系状態図2 2成分系における液体/液体ならびに液体/固体平衡状態図とその読み方について学習し、理解する。 13 3成分系状態図 3成分系状態図について理解する。 14 レオロジー 粘度の定義、ならびにニュートンの法則、ニュートンの流体・非ニュートン流体などの性質について 理解する。 15 到達度評価 |
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教職課程 Teacher-training course |
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実務経験 Practical experience |
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教育用ソフトウェア Educational software |
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備考 Remarks |
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9972180 |