細胞生物学特論のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
細胞生物学特論 | 科目番号 Course number |
64BICEB503 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Advanced Cell and Molecular Biology | |||
授業名称 Class name |
細胞生物学特論 |
教員名 | 朽津 和幸 |
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Instructor | Prof. Dr. Kazuyuki Kuchitsu |
開講年度学期 | 2022年度 前期 |
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Year/Semester | 2022/summer |
曜日時限 | 集中講義 |
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Class hours |
開講学科 Department |
理工学研究科 応用生物科学専攻 |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
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単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
初期値として5つの授業形態を記載してありますので、適切なものを残し、他は削除してください。 Five class formats are given as default settings. Choose the appropriate ones and delete the others. ハイフレックス型授業/Hybrid-Flexible format ブレンド型授業/Blended format 対面授業/On-site class オンライン授業(同期)/Online (synchronized remote) オンライン授業(非同期)/Online (asynchronized remote) |
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概要 Descriptions |
(1)修士論文発表に向けたトレーニングとして、他の研究室の、専門分野が異なる人をターゲットとしたプレゼンテーション実習を行う。応用生物科学専攻の修士論文発表会の形式に則り、異なる専門分野の生物科学の研究者や学生に対して、研究の新規性や重要性をわかりやすく伝えるプレゼンテーションを準備し、発表し、討論する。英語で科学論文を読む力、書く力を修得させる。 (2)現代の生物科学の中心的課題である環境・食糧・エネルギー問題の解決のためには、生体制御や情報処理の機構を分子的に理解することが不可欠である。そこで、植物を中心とした生物の、環境ストレス、病原体の感染に適応するための情報伝達、生と死の制御等に関する世界最先端の文献を学び、討論する。またできるだけ広く関連分野の研究者を招聘し、関連分野の研究の現状を学び、視野を拡げる。討論を通して、研究の方法論や、論理的構築や論文の書き方について実践的に学ぶと共に、環境問題、食糧問題への展望を考える。植物が発達させてきた、動物の神経系とは異なる環境情報の認識、伝達機構を理解し、さまざまな生物の生存のための戦略や情報処理機構の共通性と多様性を考える。 |
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目的 Objectives |
・修士論文発表会を意識したトレーニングとして、専門分野の異なる研究者・学生をターゲットとしたプレゼンテーションやディスカッションの仕方を学び、実践する。 ・英語で科学論文を読む力、書く力を修得する。 ・植物を中心とした生物の、環境ストレス、病原体の感染に適応するための情報伝達、生と死の制御等に関する世界最先端の文献を学び、論理的思考力、論理構築力を養う。 ・関連分野の研究者との議論を通して、関連分野の研究の現状を学び、視野を拡げる。 ・討論を通して、研究の方法論や、論理的構築や論文の書き方について実践的に学ぶと共に、環境問題、食糧問題への展望を考える。 ・植物が発達させてきた、動物の神経系とは異なる環境情報の認識、伝達機構を理解し、さまざまな生物の生存のための戦略や情報処理機構の共通性と多様性を考える。 |
到達目標 Outcomes |
・修士論文発表会に向けたトレーニングとして、専門分野の異なる研究者・学生をターゲットとしたプレゼンテーションやディスカッションの力を向上させる。 ・自然科学で必要な論理的思考力、論理構築力を向上させる。 ・英語で科学論文を読む力、書く力を向上させる。 ・研究の方法論に関する理解を深める。 ・関連分野の研究者と科学的な議論を行えるようになる。 ・研究の方法論や、論理的構築や論文の書き方について実践的に学ぶと共に、環境問題、食糧問題への展望を考える。 ・植物を中心とした生物の、環境ストレス、病原体の感染に適応するための情報伝達、生と死の制御等に関する世界最先端の研究の状況を理解できるようになる。 ・植物が発達させてきた、動物の神経系とは異なる環境情報の認識、伝達機構を理解し、さまざまな生物の生存のための戦略や情報処理機構の共通性と多様性を考える。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
・初回のガイダンスは必ず出席するよう努めること。講義のねらい、プレゼンテーションの準備の仕方を説明し、受講者の希望も聞きながら講義日程を決める予定である。 ・積極的に討論に参加することにより、本講義通じて、読解力、論理的思考能力、表現力を磨くことを目指す。 ・プレゼンテーション実習は、専門外の人の興味を喚起する短時間のプレゼンテーションの準備を入念に行った上で参加することが強く求められる。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
一部で課す。 | 小テストの実施 Quiz type test |
一部で課す予定。 |
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
実施する。重視する。 | グループワーク Group work |
一部で課す予定。 |
プレゼンテーション Presentation |
実施する。重視する。 | 反転授業 Flipped classroom |
実施する。重視する。 |
その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
専門分野の異なる人向けのプレゼンテーション実習の狙いを十分理解し、紹介論文やその背景を読み込んだ上で、自分自身のプレゼンテーションを入念に準備することが求められる。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
・プレゼンテーション、討論への参加、出席、レポート等を総合的に評価する。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
・微生物の病原性と植物の防御応答 上田一郎編著(北海道大学出版会) ・生体防御医学事典 鈴木和男監修、朽津和幸他編著(朝倉書店) ・生物学辞典(東京化学同人) ・生化学辞典第4版(東京化学同人) ・分子細胞生物学辞典(東京化学同人) ・その他随時参考書を紹介する。 |
授業計画 Class plan |
1. 生物科学プレゼンテーション入門 最先端の研究内容を他の人にアピールするプレゼンテーションのポイントを講義し、討論する。 2. 生物科学と社会 生物多様性、知的財産、キャリアパス、サイエンスコミュニケーションその他、細胞生物学を基礎とする生命科学と社会との関係の諸側面について学び、討論する。 3~7 細胞生物学の最先端トピックス 環境・食糧問題への応用を視野に入れながら、細胞生物学の最先端トピックスについて解説し、討論する。 8~15 細胞生物学に関する最先端の文献購読と討論 細胞生物学に関する最先端の原著論文を購読し、専門外の人の興味を喚起することを目的として、内容のポイントを手際よくわかりやすく説明する演習を行う。プレゼンテーションの後、内容について参加者全員で討論する。 |
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教職課程 Teacher-training course |
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実務経験 Practical experience |
-朽津 和幸 教授は、農林水産省の研究機関に主任研究官として勤務した実績を活かして、生物科学の農業・食料・環境問題への応用についても講義すると共に、文部科学省に学術調査官として勤務した実績を活かして、農理工学など、学術分野間の相互関連性や学際連携についても講義する。 -公的研究機関や民間企業等において農理工学分野の実務に携わっている外部講師を招聘予定。 -Based on the experience as a senior scientist at the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Prof. Kazuyuki Kuchitsu teaches on the application of biological sciences to agriculture, food and environment. -Based on the experience as a program officer at the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Prof. Kazuyuki Kuchitsu also teaches on interdisciplinary research. -External lecturers who have practical experience in agricultural science and engineering in the industry as well as public research institutes etc. will be invited. |
教育用ソフトウェア Educational software |
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備考 Remarks |
日本語の表現力を磨くことは、将来必ず役に立つので、発表や討論の際、わかりやすい日本語を話し、書くように心がけ、努力すること。 |
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