基礎薬学実習のシラバス情報

科目名称
Course title(Japanese)
基礎薬学実習 科目番号
Course number
3aZZZZZ108
科目名称(英語)
Course title(English)
Pharmaceutical Sciences, Basic Laboratory Work
授業名称
Class name
基礎薬学実習
教員名 原田 陽介,内海 文彰,月本 光俊,東 達也,横山 英志,小林 正樹,高橋 秀依,東 恭平,大塚 裕太,佐藤 一樹,荻野 暢子,楠瀬 翔一,野崎 優香,村上 一仁,北畠 和己,藤江 智也
Instructor
開講年度学期 2022年度 後期
Year/Semester
曜日時限 木曜3限 木曜4限 木曜5限 金曜3限 金曜4限 金曜5限
Class hours
開講学科
Department
薬学科、生命創薬科学科
外国語のみの科目
(使用言語)
Course in only foreign
languages (languages)
-
単位
Course credit
1.0 授業の主な実施形態
Main class format
対面授業/On-site class
ブレンド型授業/Blended format 
ハイフレックス型授業/Hybrid-Flexible format
概要
Descriptions
①安全講習

薬学での実験は物理学、化学、生物学など多岐に渡る。これら実験を履修するにあたり、最低必要な基礎知識を学ぶ。在学中の学生実習・研究実験が事故無く、スムーズに、規則を遵守して実施できるようになるための知識を修得する。また、動物実験を行なうにあたり、「東京理科大学動物実験指針」に則り、動物愛護の観点から遵守すべき事項および動物実験の基本概念を学ぶ。

②分析化学に関する実習

分析化学は実験科学全般の基礎であり、その初歩は、「何が(どのような状態で)」、「どこに」、「どれだけ」あるのかを知る手法を学ぶことである。このような観点から本実習では、容量分析(中和滴定)を取り上げ、日本薬局方定量法に関する実習を行う。さらに以下の点を中心に分析データの取り扱いを学ぶ。1.有効数字と計算、2.誤差、3.真度と精度、4.かけ離れた測定値の棄却、5.検量線(回帰直線,決定係数)

③有機化学に関する実習

有機化合物の精製には蒸留、再結晶、クロマトグラフィーなど、化合物の性質に応じた様々な手法が用いられる。さらには、得られた化合物の純度の解析が極めて重要である。本実習では不純物を含む結晶性の有機化合物を再結晶により精製する方法、及び得られた結晶の純度を定性的に解析する方法を学ぶ。

④機能形態学に関する実習

解剖学、生理学の基礎的事項を理解するため、動物身体の構造や血液標本を観察し、自らの生理機能を計測することで、形態と機能とを関連づけながら生命現象について学ぶ。また、生化学の基礎的事項を理解するため、酵素活性を測定し、人体を構成するタンパク質の機能について学ぶ。
目的
Objectives
①安全講習
薬学部では、化学、物理、生物など様々な内容の実験を実習、卒業研究で行うため、これらの実験を安全に行うための基本的知識を習得することを目的とする。

②分析化学に関する実習

試料中に存在する物質の量を正確に知るために、クエン酸水和物の中和滴定の実習を行い、それらの基本的技能の修得する。また、実際に得られた分析データを用いてその取り扱い方を修得する。

③有機化学に関する実習

精製法として用いる再結晶の条件(溶媒、温度など)が、有機化合物の結晶形状や純度に与える影響を調査することで、医薬品製造プロセスにおける問題点の1つである結晶多形が生じる原因について、基礎的な理解を得ることを目的とする。さらには、精製前後の結晶の純度を薄層クロマトグラフィーや定性反応によって検定し、その操作方法と原理について理解することを目的とする。

④機能形態学に関する実習

ラットを用いて生体内における主要臓器の配置位置および形態学的特徴を理解しながら、基本的な解剖手法を習得する。呼吸機能を測定し、呼吸機能に影響する因子を理解する。血圧および脈拍の変動を観察することで、循環血液量の調節機構を理解する。血球を観察し、免疫細胞の形態および機能を理解する。βガラクトシダーゼの活性を測定することで、酵素の反応機構を理解する。
到達目標
Outcomes
①安全講習
安全に実験を行うための基本事項、化学薬品の取扱い全般と関連する法規制等、実験廃棄物の取り扱い、緊急時の対応、生物実験、動物実験、遺伝子組み換え実験の注意点、放射性同位元素を用いた実験の注意点、高圧ガス、電気の安全な使い方、研究者倫理などについて理解し、必要な知識を習得し、説明することができる。


②分析化学に関する実習

容量分析法の原理が説明できる。容量分析による医薬品の純度や含量を求めるために適切な器具や試薬の準備,実験,操作ができる。測定値を適切に取り扱うことができる。さらにこれらをレポートにまとめることができる。

③有機化学に関する実習

有機化学実験において必要な基本操作の原理を正確に理解し、かつ安全に行うことができる。得られた実験結果を正確に記録、解析することができる。さらには、これらの結果を正しく考察し、分かりやすくレポートにまとめることができる。

④機能形態学に関する実習

人体を構成する器官、器官系の名称、形態、体内での位置および機能を説明できる。実験動物を適正に取り扱うことができる。免疫担当細胞の種類と役割を説明できる。血圧の調節機構について概説できる。肺、気管支について概説できる。酵素反応の特性と反応速度論を説明できる。酵素反応速度を測定し、解析できる。さらにこれらをレポートにまとめることができる。
履修上の注意
Course notes prerequisites
多岐にわたる講義・実習項目からなるので、各担当者による注意や指示を守るよう注意すること。また、開講時期が9月から12月にまで分散しているので注意すること。
アクティブ・ラーニング科目
Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文
Essay
- 小テストの実施
Quiz type test
-
ディベート・ディスカッション
Debate/Discussion
- グループワーク
Group work
-
プレゼンテーション
Presentation
- 反転授業
Flipped classroom
-
その他(自由記述)
Other(Describe)
-
準備学習・復習
Preparation and review
安全講習に関する講習(1~4回)では、研究のためのセーフティサイエンスガイドの第1、2章をよく読み、実験に関わる危険について学んでおくこと。また、事前にLETUSに配布資料をアップしておくので各自確認し、プリントして予習し、持参すること。また、4回目に筆記試験を行うので、復習を確実に行うこと。



分析化学実習(第5~7回):実習書や参考書を利用する。実習では特に予習が大切である。各自実験ノートを用意し(普通のB5判のノートで良い)、あらかじめ操作手順をフローチャート化した上で実習に出席すること。



有機化学実習(第8~9回):あらかじめ実習書を精読し、当日の実習内容と原理を充分に理解し把握しておくこと。また、実習後は、当日の実習内容、実験結果等を再検討、考察し、担当教員の指示に従い、レポートを作成し、提出すること。またレポート提出に際しては、期限を厳守すること。



機能形態学実習(第10~14回):実習参加に当たって、実習書を精読し、当日の実習内容を充分に把握しておく事。また、関連事項に関しても教科書などを用いて調べ、充分な知識を得て、実習に参加すること。

また、実習参加後は、当日の実習内容、実験結果等を再検討、考察し、担当教員の指示に従い、レポートを作成し、提出する事。またレポート提出に際しては、期限を厳守すること。
成績評価方法
Performance grading
policy
安全講習:筆記試験

第5~14回:実習時の態度及び質疑応答、レポートにより採点する。

なお、1課題だけでも、欠席した者(公欠、病欠を除く)やレポート未提出者に対しては、原則として成績評価を行わない。

 
学修成果の評価
Evaluation of academic
achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation
教科書
Textbooks/Readings
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
 
・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below.
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
参考書・その他資料
Reference and other materials
分析化学実習:
 パートナー分析化学I 改定第4版,萩中 淳,加藤くみ子編(南江堂)
 ISBN 978-4-524-40384-4
 パートナー分析化学II 改定第4版,萩中 淳,加藤くみ子編(南江堂)
 ISBN 978-4-524-40385-1
 (これら2冊は分析化学1,2及び3の教科書であり、また、分析化学実習の参考書でもある)

有機化学実習:

 フィーザー/ウィリアムソン 有機化学実験 原書8版(丸善)

 ISBN 978-4-621-04734-7

 第5版 実験化学講座4 基礎編 IV 有機・高分子・生化学(丸善)

 ISBN 978-4-621-07283-7

 有機合成実験法ハンドブック(丸善)

 ISBN 978-4-621-03453-8

生物学実習:

 解剖学アトラス(文光堂) ISBN-13: 978-4830600364

 標準生理学(医学書院) ISBN-13: 978-4260003018

 臨床につながる解剖学イラストレイテッド(羊土社) ISBN-13: 978-4758120258

 ギャノング生理学(丸善) ISBN-13: 978-4621087176

 トートラ人体解剖生理学(丸善) ISBN-13: 978-4621087688 
授業計画
Class plan
教職課程
Teacher-training course
なし
実務経験
Practical experience
医師、薬剤師
教育用ソフトウェア
Educational software
-
備考
Remarks
なし
993K042
CLOSE