B卒業研究(駒場)のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
B卒業研究 | 科目番号 Course number |
23UGRES402 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
B Research Training | |||
授業名称 Class name |
B卒業研究(駒場) |
教員名 | 駒場 慎一 |
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Instructor |
開講年度学期 | 2022年度 前期~後期 |
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Year/Semester |
曜日時限 | 前期(集中講義)、後期(集中講義) |
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Class hours |
開講学科 Department |
理学部第二部 化学科 |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
- |
単位 Course credit |
8.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
ブレンド型授業/Blended format 対面授業/On-site class |
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概要 Descriptions |
卒業研究の履修を許可された学生は一部化学科、応用化学科及び二部化学科の各研究室に配属され、その研究室の教員の指導の下で、各研究室固有の研究テーマについて1年間研究し,学ぶことができる. 当研究室の研究テーマは電気化学や無機化学に関連するものであり、具体的には,前年度末に行う卒業研究ガイダンスの際配布される「卒業研究のしおり」に記載されている。 |
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目的 Objectives |
卒業研究では,研究室の過去の知見や学術文献からも情報を収集し,自らが研究を立案して,日々実験に取り組みながら1年間の研究成果をまとめ発表することを目標にする.また化学実験では,多くの人の手助けが必要であることから,研究室運営にも協力し,装置管理や分析手順の習得にも協力し,より効率的な研究から多くの成果を生み出せる能力も養う必要がある. |
到達目標 Outcomes |
1.学術論文を読むことで研究背景と最新の研究を理解出来るようになる. 2.化学実験や薬品の危険性を十分に理解した上で,自らの化学実験も安全に取り組むことができるようになる. 3.自らの研究を立案し,そのために研究目標と計画を立てて実行に移すことができるようになる. 4.研究室に所属して薬品や大型装置を用いる合成・分析実験を行うため,研究室運営にも協力し,ラボのルールに沿ったチームワークで成り立っていることを理解できるようになる. 5.化学の研究者として,自らの研究をまとめてプレゼンテーションできるようになる. |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
実験を通して研究活動を行うため,安全を最優先し,実験室で一人きりでの実験を厳禁とする.安全管理上,実験を行う際は,大学院生以上を含む2名以上が同実験室内にいることを条件とする.研究室内で定期的に実施するLight Discussion (LD),報告会,雑誌会での発表・参加は,単位履修の上で必修とする. |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
〇 | 小テストの実施 Quiz type test |
- |
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
〇 | グループワーク Group work |
〇 |
プレゼンテーション Presentation |
〇 | 反転授業 Flipped classroom |
〇 |
その他(自由記述) Other(Describe) |
論文調査および化学実験を通して研究・開発を行う |
準備学習・復習 Preparation and review |
研究活動は新規性と独創性が求められるため,日頃から国際誌等の文献調査,学会参加時の情報収集を積極的に行って,自身の研究テーマに関連する研究動向の把握に努めること.また,実験や研究が思い通りに進まずに行き詰まりを感じた時には,文献調査に加え,積極的なディスカッションを積極的に行うことが求められる. |
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成績評価方法 Performance grading policy |
日々の研究への取り組みと成果から,総合的に評価する. |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
授業計画 Class plan |
電気化学、無機化学、エネルギー変換化学電極材料の創製による新しいエネルギー変換系の構築を目指す。具体的には、非水系電池であるアルカリイオン電池材料の合成と評価、スーパーキャパシタ用電極材料、バイオ燃料電池、そして化学センサに関連した機能性電極の研究を行う。そのために、関連分野の英語論文を題材とするプレゼンテーションや実験結果の整理とディスカッションを定期的に行い、そのまとめとしての研究論文の提出と発表を行う。また化学実験では、危険で有害な試薬や実験機械を使用するが、その正しい使用法と安全に対する心構えと非常時の対応方法についても定期的な指導を行う。その一連の活動を経験することで、実験、研究データとその考察と整理から新しい知見を導き、多くの人にプレゼンテーションによって伝える方法論を修得する。 四半期毎の到達目標としては: 前期(前半) 安全教育を受ける。これまでの研究背景に関する文献調査から研究テーマを設定、合成および実験、評価戦略を立案する。 前期(後半) 実験で扱う電極系の理解と実験手法の習得を行う。 後期(前半) 電極の応用を志向した機能性の設計およびそれに基づく評価系の構築を行う。さらに評価結果の整理と解釈について考察を重ね、さらなる機能設計の可能性を模索する。 後期(後半) 全期間を通した実験データの整理と考察をまとめた卒業論文を執筆し、理学部化学系の卒業研究発表会にて研究成果のプレゼンテーション(口頭またはポスター)を行い、学科内の化学者の質疑応答に対応できる能力と技術を習得を目指す。 |
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教職課程 Teacher-training course |
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実務経験 Practical experience |
化学系研究開発およびフランス国立科学研究センターの勤務経験,および国内外の学会参加交流を生かして,応用電気化学に関する実験に必要な安全指導(とくにアルカリ金属類)と研空指導を行う. |
教育用ソフトウェア Educational software |
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備考 Remarks |
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9923H71 |