応用有機化学3のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
応用有機化学3 | 科目番号 Course number |
16CHORC303 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Applied Organic Chemistry 3 | |||
授業名称 Class name |
応用有機化学3 |
教員名 | 川﨑 常臣 |
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Instructor | Tsuneomi Kawasaki |
開講年度学期 | 2022年度 後期 |
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Year/Semester | 2021 Second Semester |
曜日時限 | 水曜3限 |
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Class hours | Wednesday 2nd. Period |
開講学科 Department |
理学部第一部 応用化学科 |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
- |
単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
ブレンド型授業/Blended format |
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概要 Descriptions |
地球上のすべての生命は、L−アミノ酸からタンパク質を、またD−(デオキシ)リボースから遺伝子を構成している。このように、生命が可能な光学異性体(キラル化合物)のうち一方のみを利用していることは、生命の重要な特質である。また、生体関連化合物、医薬品をはじめ多くの有機化合物および有機反応については、今日では立体化学なしでは語ることができない。本講義では、有機化合物の立体化学の基礎および応用について述べる。 |
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目的 Objectives |
本講義では、有機化合物の立体化学の基礎および応用について述べ、立体化学に関する興味や意識、知識を深めることを目的とする。 |
到達目標 Outcomes |
キラル化学は未開拓の研究課題を多く持っている分野である。例えば生体を構成するアミノ酸がいかにしてL型のみになったのかという問題は、生命の起源にも関連している。また,研究の最前線の科学的価値が理解でき、興味が持てるようになるための基礎知識を習得する。適宜、キラル化学の最新の話題を知ることも目標とする。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
各授業の詳細についてはLETUSから指示しますので必ず確認してください。 問題演習および分子模型により理解を確実にすること。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
○ | 小テストの実施 Quiz type test |
○ |
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
- | グループワーク Group work |
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プレゼンテーション Presentation |
- | 反転授業 Flipped classroom |
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その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
指定した教科書の該当部分を事前に読んでおくこと。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
到達度評価(60%以上)、小テスト・レポート(40%以下)により評価する。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
キラル化学 (その起源から最新のキラル材料研究まで) 日本化学会編 (化学同人) |
授業計画 Class plan |
(1)序論:立体化学の発展、施光性、比施光性について理解できる。 (2)立体異性体の分類:エナンチオマー、ジアステレオマーについて説明できる。 (3)立体配置:立体配置のR,S−表示および決定法について使用できる。 (4)立体異性体の区別:エナンチオマーおよびジアステレオマー構成比の決定法、光学分割の意味を理解できる。 (5)問題演習 (6)環状および非環状化合物:シクロアルカンの構造、アルカンの構造、回転異性、立体配座の概念を説明できる。 (7)不斉中心原子のないキラル化合物二重結合に関わる異性体 ビフェニル誘導体、アレン誘導体、ヘリセン誘導体、シス-トランス異性について理解できる。 (8)問題演習 (9)動的立体化学その(1):立体保持、立体反転、ラセミ化を伴う不斉炭素原子の関わる反応について説明できる。 (10)動的立体化学その(2):ジアステレオ選択的合成、Cram則の例を示す事ができる。立体選択的合成その(1)。 (11)動的立体化学その(3):エナンチオ選択的合成、不斉配位子の設計、不斉還元反応。立体選択的合成その(2):不斉アルキル化反応について理解できる。 (12)動的立体化学その(4):不斉触媒の設計と反応の例について説明できる。立体選択的合成その(3) (13)動的立体化学その(5):不斉触媒反応の現状と課題について理解できる。立体選択的合成その(4) (14)問題演習と不斉自己触媒反応 不斉自己触媒反応について理解できる。 (15)立体化学に関する到達度確認と解説:本科目内容の修得度の確認と内容に関しての解説を行う。 |
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教職課程 Teacher-training course |
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実務経験 Practical experience |
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教育用ソフトウェア Educational software |
ChemOffice |
備考 Remarks |
記載事項なし。 |
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991638N |