特別応用化学実験のシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
特別応用化学実験 | 科目番号 Course number |
16CHEXP303 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Advanced Chemistry Laboratory | |||
授業名称 Class name |
特別応用化学実験 |
教員名 | 下仲 基之,椎名 勇,工藤 昭彦,鳥越 秀峰,川﨑 常臣,根岸 雄一,松田 学則,古海 誓一,湯浅 順平,貞清 正彰 |
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Instructor |
開講年度学期 | 2022年度 後期 |
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Year/Semester |
曜日時限 | 金曜3限 金曜4限 金曜5限 |
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Class hours |
開講学科 Department |
理学部第一部 応用化学科 |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
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単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
対面授業/On-site class |
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概要 Descriptions |
物理化学・無機化学・有機化学・生物化学の異なる分野の中から2つの分野を選び、それぞれのコースの実験を行うことで、3年次前期までの各実験の総仕上げを行う。より専門的な実験技術を習得するとともに、実験結果に対する考察とデータ解析の能力を向上させる。 |
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目的 Objectives |
物理化学・無機化学・有機化学・生物化学に関する高度で専門的な実験を行うことで、4年次の卒業研究を円滑に行うための基本的な実験技術を習得する。 本学科のディプロマポリシーに定める「化学を基盤として生命に関する諸現象を解明し、諸問題を解決していく基礎的素養をもつこと」を実現するための科目である。 |
到達目標 Outcomes |
到達目標はコースごとに異なるため、詳細はLETUSのコース「特別化学・応用化学実験」に掲載する。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
【重要:1】 履修申告は必ず前期の履修申告期間中に行うこと。履修申告を行わない場合履修することができないので、十分注意すること。 特別化学実験の独立したコースである「研究室プレ配属コース」の選択を希望する場合も、履修申告は必ず前期の履修申告期間中に行うこと。履修申告を行わない場合選択することができないので、十分注意すること。 【重要:2】 履修申告を行なったら、適宜LETUSのコース「特別化学・応用化学実験」をチェックしておくこと。 前期の期間中に各実験コースの詳細な説明や実験スケジュール、および研究室プレ配属に関する案内等を掲載する。また、選択する実験コースの申し込みと決定結果の発表等もLETUS上で行う。 記載内容については順次更新されるので、日程等については特に注意して確認しておくこと。 各コースの実験では、複数名がチームを組んで実施することが多い。お互いの役割を明確にして、スムーズに実験を遂行できるよう十分に計画を練ること。 なお、Dコースは「生化学1」あるいは「生化学2」いずれかの科目の既単位取得を履修条件とする。 実験に関する質問等がある場合は実験世話係(下仲)まで問い合わせること。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
○ | 小テストの実施 Quiz type test |
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ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
○ | グループワーク Group work |
○ |
プレゼンテーション Presentation |
- | 反転授業 Flipped classroom |
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その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
選択コースが決まったら、LETUS上で各コースのスケジュールと実験内容を確認すること。 テキストが配布されたらしっかり予習し、安全に実験を行えるよう十分に準備を行うこと(各2時間程度)。 実験終了後は、期限までにレポートを必ず提出すること(各3時間程度)。 物理化学では様々な物理量を測定するが、得られた値がいつも正しいとは限らない。実験装置が出すデータをうのみにすることなく、実験データの正当性や解釈を行う実験後のディスカッションが最も重要である。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
実験に対する取り組み方(実験の予習状況、実験中の態度、実験ノートの書き方など)を40%、レポートの内容を60%、として評価する。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
コースによって異なるので、ガイダンスなどで指定する。 |
授業計画 Class plan |
1. 以下に示す7つのコースの中から2つを選び履修する。その他に独立したコース(研究室プレ配属コース)がある。 2. コースの分類と各コースの実験題目 A1コース[光化学・分光計測化学] 担当:築山、由井、渡辺 1. 蛍光性分子の電子励起状態におけるエネルギー失活過程(1) 2. 蛍光性分子の電子励起状態におけるエネルギー失活過程(2) 3. パルスレーザーによる光学測定の基礎 4. 水中放電プラズマの発光スペクトル測定と材料・地球化学への応用(1) 5. 水中放電プラズマの発光スペクトル測定と材料・地球化学への応用(2) A2コース[クラスター化学・ソフトマテリアル・光化学] 担当:根岸、古海、湯浅 1. 1 nm 程度の大きさの金クラスターの液相合成 2. 電気泳動法による金クラスターの精密サイズ分離 3. 紙材料からフルカラー液晶の作製 4. 高分子コロイド微粒子によるオパールの作製 5. 発光性希土類錯体の合成 B1コース[溶液無機化学] 担当:宮村、田所 1. 環状配位子の合成(Curtis型縮合反応) 2. 錯形成反応によるニッケル錯体の合成 3. 錯体上の配位子の還元反応による環状テトラミン錯体の合成 /分子光化学の基礎講義・実験操作 4. 光る!トリスビピリジンRu(II) 錯体 (Part I) /合成・結晶化・アニオン交換反応・発光実験 5. 光る!トリスビピリジンRu(II) 錯体 (Part II) /吸収・蛍光スペクトル・レドックス光増感発光反応 B2コース[固体無機化学] 担当:工藤、貞清 1. 半導体TiO2と蛍光体CaWO4の合成 2. 合成温度と相変化、構造相転移 3. 合成物の粉末X線回折法による同定、構造解析、蛍光X線分析による固溶体の組成式の決定 4. 半導体の光物性および光電気化学測定 5. 蛍光体の蛍光色の観察、発光スペクトル測定 C1コース[有機反応化学] 担当:斎藤、河合、遠藤、椎名 1. ヒドロホウ素化反応 2. 鈴木-宮浦カップリング反応 3. Sonogashira 反応 4. アルキンの[2+2+2]環化付加反応 5. 保護基の化学 C2コース[合成有機化学] 担当:椎名、松田、川崎 1. ヒドロホウ素化反応 2. エノラートの化学(1)(2) 3. Sharpless 不斉エポキシ化反応 4. メタセシス反応 5. 保護基の化学 Dコース[生物化学] 担当:鳥越、下仲 1. 卵白タンパク質の分離精製(1) 2. 卵白タンパク質の分離精製(2) 3. “光る”大腸菌からのプラスミドDNAの調製(1) 4. “光る”大腸菌からのプラスミドDNAの調製(2) 5. 糖質の化学 3. 研究室プレ配属コース:化学科・応用化学科実施研究室 上記7つの実験コースとは独立したコースであり、上記コースと重複して履修することができる。 該当する研究室にて実験を行う。研究室の状況等により履修が制限される場合がある。 5月〜6月に募集を行うので、履修希望者はLETUSの掲示を注意しておくこと。 |
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教職課程 Teacher-training course |
本科目は、教育職員免許状取得(教科:理科)に必要な教科に関する科目の「化学実験(コンピューター活用含む)」区分に該当します。 ただし、教科に関する科目区分については、入学年度により異なるため、各自、入学年度または適用となる年度の学修簿により確認をしてください。 |
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実務経験 Practical experience |
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教育用ソフトウェア Educational software |
ChemOffice |
備考 Remarks |
下仲 基之は、実験世話係として事務連絡等を担当する。 |
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991625V |