無機化学1Bのシラバス情報
科目名称 Course title(Japanese) |
無機化学1B | 科目番号 Course number |
13CHIAC102 | |
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科目名称(英語) Course title(English) |
Inorganic Chemistry 1B | |||
授業名称 Class name |
無機化学1B |
教員名 | 田所 誠 |
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Instructor | Prof. Makoto Tadokoro |
開講年度学期 | 2022年度 後期 |
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Year/Semester | 2022/the second term |
曜日時限 | 木曜2限 |
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Class hours | Thursday/the second period |
開講学科 Department |
理学部第一部 化学科 Department of Chemistry, Faculty of Science, |
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外国語のみの科目 (使用言語) Course in only foreign languages (languages) |
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単位 Course credit |
2.0 | 授業の主な実施形態 Main class format |
ブレンド型授業/Blended format or 対面授業/On-site class |
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概要 Descriptions |
無機化学を学ぶべき基礎と非金属の各元素の化学を中心に教授する。まず、化学結合論として分子軌道法を学び、物質の構造など化学現象を一般的に理解するために必要な物質中の電子の動きを説明できるようにする。さらに、非金属の各元素の性質を個別に学んでいく。特に環境問題やエネルギー問題、生物無機化学などの最先端なトピックを織り交ぜて、教授する。各論は化学の原点であるとともに常に進歩しているものである。新聞・雑誌などの話題も取り上げ、授業で分かるように解説する。 |
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目的 Objectives |
分子軌道法の基礎を学び、非金属元素の各論を教授する。 |
到達目標 Outcomes |
非金属の各元素の性質を学び、分子軌道法やVSEPR理論で分子の形をや性質を説明できるようになる。 |
履修上の注意 Course notes prerequisites |
無機化学に関する授業知識だけではなく、自分の力で様々な参考書で納得いくまで勉強して試験に臨むことを学べる。知識などの確認のためにテストは頻繁に行うので必ず復習をしておくことを勧める。大学の授業は、高校とは異なって「自ら学ぶ」という姿勢を教えられることが重要である。高校のように1つの教科書を使うのではなく、教科書によっては見解が異なるものもあり得るので、常に論理的に考え、複数の参考書を利用することを進める。 小テストはとても重要なので必ず休まないこと。 |
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning) |
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課題に対する作文 Essay |
○ | 小テストの実施 Quiz type test |
○ |
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion |
- | グループワーク Group work |
○ |
プレゼンテーション Presentation |
- | 反転授業 Flipped classroom |
- |
その他(自由記述) Other(Describe) |
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準備学習・復習 Preparation and review |
後期に3回〜4回小テストを計画している。復習のつもりで、小テストの範囲を勉強してほしい。また、過去の問題を手に入れて勉強するのも有効である。小テストは問題数が多いが、選択してできるところを完全に解答しておくことが望ましい。また、友達と一緒にわかないところをグループワークすることを進める。ほとんど全て記述問題なので、テストの範囲内で勉強し、予め論理的に自分で解答をつくっておくことが望ましい。暗記では問題が変わっているときに答えられないので、必ず理解すること。成績は後期末試験と小試験および出席の結果を総合して行う。 |
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成績評価方法 Performance grading policy |
通常3回の小試験と期末試験(90%)および平常点10%(授業への積極的参加/レポート点・課題点)の結果を総合して行う。 |
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement |
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている ・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation |
教科書 Textbooks/Readings |
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。 https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ ・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below. https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ |
参考書・その他資料 Reference and other materials |
「基礎無機化学」コットンウィルキンソン、「無機化学」シュライバー、「無機化学」ヒューイ、「無機化学」マクダニエル・ダグラス、「典型元素の化合物」荻野 博など |
授業計画 Class plan |
第1回 分子軌道法1 粒子と波・LCAO近似・結合性と反結合性・エネルギー準位図 第2回 分子軌道法2 重なり積分・等核2原子分子軌道・異核2原子分子軌道・多原子分子 第3回 Hと化合物 1 水素同位体・オルトーパラ水素・重水・ 第4回 Hと化合物 2 水素化物・氷と水・メタンハイドレート 第5回 Bと化合物 1 同素体・ボラン・wade則 第6回 Bと化合物 2 カルボラン・窒化ホウ素・B酸化物・Bハロゲン化物 第7回 Cと化合物 1 同位体と同素体・層間化合物 第8回 Cと化合物 2 CO2と環境・炭化物・ 第9回 Nと化合物 1 Nの性質・窒素固定・Nの水素化物 第10回 Nと化合物 2 Nの酸化物・NOの電子状態・Nのオキソ酸・N錯体 第11回 Oと化合物 1 同素体オゾン・酸化物・Oの酸化還元体 第12回 Oと化合物 2 H2O2・天然の酸素化 第13回 ハロゲンと化合物1 ハロゲンの性質・Fの特異性・テフロン 第14回 ハロゲンと化合物2 分子性F化合物・ポリヨウ化物イオン・ハロゲン間化合物 第15回 希ガス 希ガスの性質・Xe化合物・Lux-Flood定義・3中心4電子結合 定期試験 |
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教職課程 Teacher-training course |
本科目は、教育職員免許状取得(教科:理科)に必要な教科に関する科目の「化学」区分に該当します。 ただし、教科に関する科目区分については、入学年度により異なるため、各自、入学年度または適用となる年度の学修簿により確認をしてください。 |
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実務経験 Practical experience |
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教育用ソフトウェア Educational software |
MS studio, ChemOffice |
備考 Remarks |
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9913G03 |