線形代数学1 A組のシラバス情報

科目名称
Course title(Japanese)
線形代数学1 科目番号
Course number
11MAALG101
科目名称(英語)
Course title(English)
Linear Algebra 1
授業名称
Class name
線形代数学1 A組
教員名 功刀 直子,小境 雄太
Instructor Naoko Kunugi and Yuta Kozakai
開講年度学期 2022年度 前期
Year/Semester 2021-1
曜日時限 火曜2限 木曜4限
Class hours Tue 2 and Thu 4
開講学科
Department
理学部第一部数学科

Department of Mathematics
外国語のみの科目
(使用言語)
Course in only foreign
languages (languages)
-
単位
Course credit
3.0 授業の主な実施形態
Main class format
対面

概要
Descriptions
現代数学の基礎となる線形代数学を学ぶ. 
具体的には,2,3 次元の幾何学的なベクトルの性質を学んだあと,行列の演算,連立一次方程式の行列を用いた解法を学ぶ.それを通じて,その解の様子が行列の性質(階数)と深く関係することを理解する.行列式を定義することで,逆行列が存在するための条件およびその形を与えることができる.
目的
Objectives
行列,線形写像等を通じ,自然科学のあらゆる分野に現われる代数学の一般的な基本的手法を身につけることを目標とする. 本学科のカリキュラムポリシーのなかの「専門・情報系の基礎をかためる」に相当する科目である.
到達目標
Outcomes
(1) 連立一次方程式が解ける. 連立一次方程式の解の理論を行列の階数との関係で理解できる.
(2) 行列の正則性について, 様々なみかたで理解ができる.
(3) 行列式を計算できる. 行列式を使って正則性の判定ができる. 
履修上の注意
Course notes prerequisites
前回の復習を充分行った上で出席すること.
課題レポートを課すが,それ以外にも自主的に演習問題に取り組むことを期待する。
アクティブ・ラーニング科目
Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文
Essay
- 小テストの実施
Quiz type test
ディベート・ディスカッション
Debate/Discussion
- グループワーク
Group work
-
プレゼンテーション
Presentation
- 反転授業
Flipped classroom
-
その他(自由記述)
Other(Describe)
-
準備学習・復習
Preparation and review
復習は十分に行うこと.上にも書いたように演習問題を解く時間を確保し,自分で手を動かしてマスターすることが必要.毎週二時間程度の家庭学習が必要である.
成績評価方法
Performance grading
policy
演習30%程度,講義60パーセント程度,課題10%程度により評価する。
学修成果の評価
Evaluation of academic
achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation
教科書
Textbooks/Readings
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
 
・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below.
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
参考書・その他資料
Reference and other materials
教科書より進んだ内容に関する参考書として
佐武一郎:線型代数学(裳華房)
をあげる.
授業計画
Class plan
1   平面と空間のベクトル
ベクトルの演算と内積、外積,直線と平面のベクトル方程式、ベクトル積などを理解し、具体的な計算ができるようになる。
2  行列の演算(1)  
行列に関する諸定義を理解し、行列の演算ができるようになる。
3   行列の演算(2)
転置行列、 行列の分割と行った行列に対する操作と、その行列の演算との関係を理解する。
4   連立一次方程式と行列
係数行列、拡大係数行列、行列の基本変形について理解する。
5   連立一次方程式の解法
基本変形をつかって、連立一次方程式を解く方法を学ぶ。  
6   連立一次方程式の解法と理論
行列の階数と連立一次方程式の解の関係を理解する。 
7   逆行列の計算
基本変形を使って逆行列を計算する原理を理解し、計算ができる。
8  中間テストまたはここまでの復習
ここまでの理解度を試す。
9  行列式
行列式の定義
10  行列式の計算
基本変形を使った行列式の計算を学ぶ。
11   行列式の性質
行列式の性質を学ぶ。
12  余因子展開とクラメルの公式
余因子展開を利用して行列式を計算する方法を学ぶ。 応用として、クラメルの公式を学ぶ。
13   行列の固有値
行列の固有値、固有ベクトルの求め方を学ぶ。
14  行列の対角化
行列が対角化できるための条件、その方法を学ぶ。
15  到達度評価とまとめ
これまでの理解度を評価する。
教職課程
Teacher-training course
本科目は、教育職員免許状取得(教科:数学)に必要な教科に関する科目の「代数学」区分に該当します。
ただし、教科に関する科目区分については、入学年度により異なるため、各自、入学年度または適用となる年度の学修簿により確認をしてください。
実務経験
Practical experience
-
教育用ソフトウェア
Educational software
-
備考
Remarks
9911B50
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