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シオモト シヨウヘイ
塩本 昌平  助教
東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(13件)
レフェリー付学術論文(8件) | 著書(1件)
グループ バイオ、ナノテク・材料
研究・技術キーワード 高分子化学、バイオマテリアル
研究・技術テーマ
  • 生体分子に着想を得た新規高分子の合成
  • ポリマーブラシによる界面への生体分子・細胞の接着制御
  • 合成高分子によるタンパク質の機能制御
  • タンパク質の吸着・組織化現象の観測方法
  • 水中における高分子バイオマテリアルの物理化学
研究・技術内容 生体分子に着想を得た新規高分子の合成では、タンパク質、糖鎖、核酸をモデルに、側鎖への特定の官能基や分岐構造を導入することで、高度な生体適合性と機能性を持つ高分子を設計します。これにより、医薬品や抗血栓性材料のヒントが得られると期待されます。 次に、ポリマーブラシを用いた界面設計では、高密度にグラフトされた高分子でタンパク質の吸着や変性、細胞の接着、移動、増殖を精密に制御します。積極的に生体に働きかける次世代のインプラントの創成を目指します。 さらに、タンパク質の機能を制御できるような高分子の設計にも力を入れます。タンパク質界面の電荷や親水性/疎水性度を利用することで、特定のタンパク質への選択的な吸着と機能制御を実現し、新たな医薬品開発の可能性を提供します。 また、タンパク質の吸着・組織化現象の観測方法の創成では、血栓形成に関わるタンパク質の構造形成や粘弾性の増加をリアルタイムで観測することを目指します。従来の技術では難しかったリアルタイム解析を可能に効率的な医療材料の開発に貢献します。
産業への利用 本研究が発展すれば、体内でタンパク質や細胞をコントロールする技術、持続性のある抗血栓性コーティング、医薬品開発を加速するバイオセンサーやバイオチップ、汚れにくい人工皮膚の開発へと繋がると期待されます。現在は、高分子の合成から取り組んでおり、その後生化学的な試験なども試行錯誤の余地がありますが、積極的な共同研究により解決していきたいと考えています。
可能な産学連携形態 共同研究、技術相談および指導
具体的な産学連携形態内容 ・医療製品コーティング技術の検討
その他所属研究機関 -
所属研究室 菊池研究室
所有研究装置 -
SDGs
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