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マツバラ カナ
松原 加奈  助教
東京理科大学 経営学部 国際デザイン経営学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(29件)
レフェリー付学術論文(1件) | その他著作(4件) | 著書(1件) | 学会発表(8件)
グループ その他
その他 : 地域研究
研究・技術キーワード 労使関係、エチオピア、技能形成、労働環境
研究・技術テーマ
  • 労使関係
  • アフリカ地域研究
研究・技術内容 アフリカ諸国では製造業が長期に停滞を続け、産業・労働研究の中心は経済の主な担い手の農業またはインフォーマル部門であった。しかし、2000年代の一次産品に依拠した急速な経済成長の波及から、一部の製造業が発展し始めている。これにより、製造業に関する研究も進められているが、各国の雇用のあり方や特徴である雇用システムを明らかにした研究は断片的なものに留まる。また、アフリカ諸国の雇用システムに関しては、植民地期に旧宗主国から主な要素が導入されており、1980年代以降の経済停滞期に国際援助機関主導の構造調整政策下で開始された雇用の自由化は外国投資の誘致のため、現在でも継続している。よって、アフリカ諸国の製造業における国際社会からの外生的な影響及び同国内の内生的に生成された雇用制度と雇用関係に着目しながら、複合的に構築された雇用システムとその特徴を明らかにすることを目指し研究を行っている。
産業への利用 近年、アフリカの製造業は長期的停滞からの脱却が見られ、学術だけでなく、ビジネスや政策の分野でも関心が高まっている。現在取り組む研究では、エチオピアの製造業を取り上げ、雇用制度と雇用関係の具体的なあり方を捉えつつ、雇用システムの全体像を明らかにすることを目指している。このことは同国の雇用システムはもとより、現代のアフリカ製造業の雇用システム一般に関する実証的な研究において新たな貢献となる。それにより、現地の雇用関係の改善、ひいては製造業の発展に向けた現地の政策の構想につながる成果を期待できるだけではなく、アフリカ進出を希望する日系企業に対して、本知見を提供できる。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関 京都大学アフリカ地域研究資料センター
所属研究室
所有研究装置
SDGs
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