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セラ トシヒロ
世良 俊博  教授
東京理科大学 先進工学部 機能デザイン工学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(16件)
レフェリー付学術論文(70件) | レフェリー付プロシーディングス(21件) | その他著作(42件) | 著書(3件) | 学会発表(239件)
グループ バイオ、環境
研究・技術キーワード 生体医工学、イメージング
研究・技術テーマ
  • 生体内物質輸送の評価
  • 細胞内タンパク質・イオンの移動現象の解明
  • 生体機能イメージングの開発
研究・技術内容 1. 生体内の臓器内・細胞内では様々な物質が輸送され、それにより機能が維持・調整されている。臓器レベルでは、例えば、呼吸器では環境問題や肺経由ドラッグデリバリーに関する粒子輸送から注目されており、鼻腔内や気道内の物質輸送を流体力学の側面から研究を行っている。また、実際にガス交換を行っている肺胞は厚さ数ミクロンの薄い壁で覆われた直径約100ミクロンの袋であり、肺疾患により肺胞壁がリモリングし呼吸に伴う動態が低下しガス交換機能も低下する。このような領域は、大型放射光施設SPring8を用いた高分解能イメージング方法を開発し、動物実験による動態解析や物質輸送シミュレーションを行なっている。一方細胞レベルでは、細胞内外でイオンやタンパク質などが輸送・局在することにより恒常性が維持されている。そのメカニズムを検討するために、蛍光観察により細胞内・細胞間の物質輸送を観察し、さらに細胞内の生化学反応を考慮した輸送シミュレーションに関する研究も行なっている。このように生体内でのマルチスケール物質輸送を工学の側面から検討し、医学に応用するだけなく疾患・治療予測シミュレーションの開発を目指している。
産業への利用
可能な産学連携形態
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関 理化学研究所、高輝度光科学研究センター
所属研究室 世良研究室
所有研究装置
SDGs
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