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シノザキ トモヒロ
篠崎 智大  准教授
東京理科大学 工学部 情報工学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(30件)
レフェリー付学術論文(168件) | その他著作(18件) | 著書(4件) | 学会発表(76件)
グループ その他
その他 : 医療
研究・技術キーワード 医療統計学、疫学理論、因果推論
研究・技術テーマ
  • 臨床試験/臨床研究データの統計解析
  • 人を対象とした観察研究データにおけるバイアスの定量化と調整
  • 治療後の臨床データに応じて変化する複雑な治療レジメンの効果推測
  • 統計的因果推論の理論と応用
  • 予測モデル開発における評価理論
研究・技術内容 患者に応じた治療方法を選択する個別化医療の開発が活発化している。個別化医療は一般に、大量の遺伝・蛋白質情報による患者選択を指すことが多い。しかし臨床経過に応じて適応的な治療選択を行う「最適な治療レジメン」の探索も、個別化医療の重要な一要素である。このような治療レジメンの効果推測は最終的には検証的な臨床試験を通して実証されることが望ましいが、現実的にはコストや時間的・人的制約から実験的介入を伴わない観察研究データに依存せざるを得ない。 観察研究はリアルワールドデータ(RWD)としてのエビデンス創出源と期待されている一方で、科学的エビデンスの不確実性を内在するというジレンマがある。そのため従来の統計理論では、応えられるリサーチクエスチョン自体がデータに大きな制限を受けてきた。統計的因果推論は、観察研究データにおける効果推測の手法を整理することを通して、現代の統計的問題の定式化の仕方を大きく拡げている。さらに、観察研究を通して実験研究の役割を再定義することで、両者を跨ぐ統一的なエビデンスの枠組みを与えている。筆者はこうした理論を人の健康データを対象に展開し、医学研究とデータ解析を実践している。
産業への利用
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室
所有研究装置
SDGs
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