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ハリカエ リヨウコ
張替 涼子  准教授
東京理科大学 教養教育研究院 神楽坂キャンパス教養部
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(14件)
レフェリー付学術論文(9件) | レフェリー付プロシーディングス(1件) | その他著作(16件) | 著書(2件) | 学会発表(13件)
グループ その他
その他 : 文学
研究・技術キーワード スコットランド、イギリス、近世、中世、文学、翻訳、書物史、書誌学
研究・技術テーマ
  • 16世紀スコットランドにおける自国語文化の形成
  • 中世及び近世英国の書物学
研究・技術内容 スコットランドにおいて、16世紀は自国語文化の黎明期であった。これまで国家の本格的な歴史書はラテン語で執筆されていたが、ジョン・ベレンデンが1530年から40年にかけてヘクター・ボエスによる『スコットランド国民の歴史』(Hector Boece, The Scotorum Historia)を自国語に翻訳し、『スコットランド年代記』(John Bellenden, The Chronicles of Scotland)として写本版と印刷版で出版した。これにより、統一された歴史観が国家全体に広く普及することとなった。時を同じくして、ボエスの翻訳が全く別の人物によってつくられた。それが、Mar Lodge Translationであるが、これについては本格的な研究が一切なされてこなかった。これら二つの翻訳書を比較研究することで、スコットランドの自国語文化黎明期におけるこの翻訳の文体、構成、歴史叙述などに注目し、翻訳の過程や目的などを明らかにしたい。また、これらの写本や印刷本そのものを研究対象とし、写本の制作過程や制作意図、また読者が残した痕跡なども調査する。このような研究を通じて、16世紀スコットランドにおいて自国語文化がどのように形成され、また受容されていったのかを明らかにする。
産業への利用
可能な産学連携形態
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室
所有研究装置
SDGs
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