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ツァイ ヅァオシェン
蔡 兆申  教授
東京理科大学 研究推進機構 総合研究院
プロフィール | 研究シーズ
レフェリー付学術論文(51件) | 学会発表(115件) | 特許(4件)
グループ IT、ナノテク・材料
研究・技術キーワード 低温固体物理学
研究・技術テーマ
  • 超伝導量子ビット・量子情報
  • ジョセフソン効果
  • 単電子輸送効果
  • 超伝導量子移送滑り
  • 超伝導量子コンピュータ
研究・技術内容 超伝導の巨視的量子状態は、大変ユニークな現象であろ。これは散逸が大きく制限されていることにより、量子コヒーレントな性質が比較的簡単に作れる固体電子回路である。微小なジョセフソン接合を基にした超伝導回路で、いろいろな種類の量子ビットを実現してきた。また量子コンピューターに向けた研究で、量子論理演算、量子エンタングルメントの実現などを研究してきた。
産業への利用 量子コンピュータの実現に向け、その基本素子となる超伝導量子ビットと、その正確な操作、状態読み出し、他ビット化などの課題に取り組んできた。この研究の実用化には、多大な費用がかかるので、共同研究パートナーを探している。 量子電流標準の実現に向けて研究をしている。現在は超伝導/絶縁体/常伝道/絶縁体/超伝導 (SINIS)ポンプを使った研究を中心に研究をしているが、将来は新たに超伝導細線に基づく、量子移送滑りデバイスを使った量子電流標準の研究に取り掛かりたい。興味のある共同研究パートナーを探している。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 量子コンピュータへの取り組みは、理化学研究所、産業技術総合研究所、NECと共同研究をしてきて、これは現在も進行している。 量子電量標準に関しては、日本政府の標準の責任機関である産総研と共同研究を続けている。
その他所属研究機関 理化学研究所
所属研究室 蔡 研究室
所有研究装置 理科大では希釈冷凍機を2台設置。 兼務する理研では、希釈冷凍機、電子評価装置、薄膜デバイス作成装置一式が使える。
SDGs
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