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ヨシダ ユタカ
吉田 裕  准教授
東京理科大学 教養教育研究院 葛飾キャンパス教養部
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(12件)
レフェリー付学術論文(9件) | レフェリー付プロシーディングス(1件) | その他著作(24件) | 著書(12件) | 学会発表(27件)
グループ その他
その他 : 人文科学
研究・技術キーワード 英語圏文学、カリブ文学、監獄、大衆、冷戦、米軍基地、脱植民地化、朝鮮戦争、沖縄文学
研究・技術テーマ
  • 文学研究。主に、カリブ海地域の文学。植民地主義とその後の世界に関心があり、研究対象としてきた。
  • より広くは、十九世紀後半から二十世紀の反帝国主義運動、脱植民地期とそれ以後の文学・思想・運動・歴史について。
  • 狭い範囲では、英語圏のカリブ文学(ジョージ・ラミング、C・L・R・ジェームズ、サミュエル・セルヴォンなど)。
  • 大衆、群衆 、民衆などの集合体を植民地主義言説がどのように包摂しようとしてきたか。
  • 近年は、環太平洋地域の冷戦体制における植民地主義の屈折と継続、その切断と、その間隙での連帯の可能性などに関心がある。
研究・技術内容 研究の内容は、上に箇条書きで記した通り。その他の研究(と通常は位置付けられないことが多いが)として取り組んできたこととして、翻訳がある。 自分の研究対象とする作家や知識人の作品だけでなく、その周辺やより広い意味で、世にでるべき作品・書物で日本語になっていない作品は多い(自分の守備範囲で言えば、ウィルソン・ハリス、サミュエル・セルヴォンなど)。英語が読めれば翻訳がいらないのではないかという意見もあるだろうが、原書を読めるようになることと、日本語でその作品が読めるということは、位相の全く異なる事態である。特に、外国語文学や思想を学ぶ過程において、翻訳の需要性はもっと認識されていいように思う。とはいえ、自分の仕事として訳すべき作品をまずは世に出せるよう励みたい。
産業への利用 (1)翻訳事業や出版事業への助成を増やして欲しい。今すぐに「使える」「有用である」という意味での文化ではない、より長いスパンでの文化を考える必要がある。読み、書き、そして考えるという作業の基盤への種まきという、すぐには成果のでない労働への報酬が人びとの精神をより豊かかつ余裕のあるものにするはずである。(2)無償の奨学金を今すぐにでも実施すること。(3)留学のための基金をもっと増やして欲しい。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関 York University, Department of Anthropology
所属研究室 教養教育研究員葛飾キャンパス教養部 吉田裕研究室
所有研究装置
SDGs
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