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オウ ギシヨウ
汪 義翔  准教授
東京理科大学 教養教育研究院 野田キャンパス教養部
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(28件)
レフェリー付学術論文(11件) | 著書(1件) | 学会発表(14件)
グループ その他
その他 : 文化人類学、比較文明学
研究・技術キーワード 中国古代文明、遼河文明
研究・技術テーマ
  • 遼河文明の起源
  • 「玉」と「龍」が語る中国文明の起源
  • 中国文明の特性とエートス
  • 中国古代文明における龍崇拝の文化の起源及びその黄河流域への伝播
  • 遼河流域の玉の起源と「勾玉」との関係
研究・技術内容 これまでの長い間、黄河流域が唯一中国古代文明を育んだところであるという従来の文明史観に基づいた「黄河一元的文明起史説」は、中国文明史理解の定説とされてきた。しかし、1980年代以来、中国では古代遺跡の発掘が急速に進まれたにつれ、黄河流域以外の地域でも、新石器時代から青銅器時代にかけての、文明の起源と思われる活発な人類活動の痕跡が次々と発掘され、その実態も明らかにされた。その中で、長江流域で古代文明の起源とその独自な発展が解明されたため、近年、黄河文明に対して提唱された「長江文明」の概念が定着しつつあり、画期的ことである。実は、黄河と長江の二大文明にとどまらず、かつては「夷」や「狄」と呼ばれていた「未開」の地―中国東北部の遼河流域においても、古代文明の起源を物語る数々の考古学的な発見があり、注目を集めている。特に中国文明のシンボルである「龍」と「玉」文化の起源が確認されたことから、改めて中国文明の起源をめぐる再検討が行われ始めた。 筆者は中国文明の多元的な起源史観に立脚し、古代「遼河文明」の謎に迫り、その全体像を概観しながら、文明の特質が語る自然観と生命観を解明するための研究に取り組む。
産業への利用 中国古代文明の起源に課題があるため、中国古代文明の起源に関する課題を分担できる共同研究パートナーを探している。
可能な産学連携形態 共同研究、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室 汪研究室
所有研究装置
SDGs
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