Top


イノウエ マサユキ
井上 正之  教授
東京理科大学 理学部第一部 化学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(25件)
レフェリー付学術論文(54件) | レフェリー付プロシーディングス(1件) | その他著作(19件) | 著書(46件) | 学会発表(186件)
グループ その他
その他 : 化学教育のための低環境負荷型実験教材の開発
研究・技術キーワード 有機化学,高分子,食品
研究・技術テーマ
  • キチン,キトサンに担持した金属試薬,金属触媒の開発
  • 陽イオン界面活性剤を触媒として利用する反応の開発
  • 油脂の酸化と還元
  • 酸化ホウ素担持シリカゲルを固体酸として用いる反応の開発
  • ヒドロキサム酸鉄(Ⅲ)法によるプラスチック,繊維の識別
研究・技術内容 当研究室では,低環境負荷型の化学反応を利用する,中等有機化学教育のための実験教材の開発を行っている。特に人間生活に密着したテーマを中心に据えて,機能性食物繊維であるキチンやキトサンに担持させた金属化合物あるいは金属ナノ粒子を利用した実験,より穏和な反応条件を実現するために陽イオン界面活性剤を活用した実験,濃硫酸の代替試薬として酸化ホウ素担持シリカゲルを用いる実験,油脂を迅速に酸化硬化させる実験あるいは油脂への水素付加を迅速に行う実験の開発などに取り組んでいる。 さらにエステル結合を含む有機化合物の検出反応としてヒドロキサム酸鉄(Ⅲ)法に着目し,これを改良してポリエステル系プラスチック,合成繊維を識別する実験の開発を行っている。従来の中等教育における有機化学実験であまり重視されてこなかった”穏和な反応条件”を追求することで,実験者のリスクと実験室および地球環境への負荷が少ない,教育的に意義深い実験教材の開発を目指している。
産業への利用 教育を目的とした研究であるから,産業的への利用は考えていない。
可能な産学連携形態 技術相談および指導
具体的な産学連携形態内容 当研究室で開発された,キトサンに担持した銅(Ⅱ)化合物は,東京化成工業より試薬として発売されている。
その他所属研究機関 総合研究機構グリーン&セーフティ研究センター
所属研究室 理学部第一部化学科 井上研究室
所有研究装置 ガスクロマトグラフィー,紫外可視分光光度計,FTIR,高速液体クロマトグラフィー,マイクロウェーブ反応装置
SDGs
CLOSE