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キシモト タイチ
岸本 太一  講師
東京理科大学 経営学研究科 技術経営専攻
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(49件)
レフェリー付学術論文(8件) | レフェリー付プロシーディングス(21件) | その他著作(25件) | 著書(21件) | 学会発表(25件)
グループ その他
その他 : 経営学
研究・技術キーワード 国際経営論、グローバル技術経営論、経営戦略論、ビジネスエコノミクス、中小企業論、産業集積論、地域経済論
研究・技術テーマ
  • 日本企業の国際技術経営に関する実態把握と理論構築
  • 日系中小企業の海外展開と国内拠点への影響
  • 日系中小企業の産業空洞化への適応パターン
  • 日本発サービスイノベーションの海外展開
  • 日本型ビジネスモデルのアジア展開
研究・技術内容  近年、日本企業の海外展開は、活発化している。国際経営は、最大のテーマの一つになりつつある。その一方で、日本企業の国際経営に関する研究は、まだまだ発展途上の段階にある。少なくとも、二つの大きな課題が残されている。 一つ目は、実態把握の対象範囲の拡大、という課題である。これまでの研究では、製造業大企業の先進国展開を対象に行われることが、多かった。しかし、最近では、非製造業や中小企業でも海外展開が活発化しており、新興国への進出も増えてきている。それらを調査対象に加える必要があるだろう。 二つ目は、日本企業の事例からの理論構築、という課題である。日本企業では、欧米企業とは異なる原理で経営が行われていることが多い。そして、日本の原理には、欧米の原理とは異なる得手不得手が存在する。既存の研究では、欧米発の理論の輸入は、活発に行われてきた。しかし、日本企業を対象にした研究では、実態把握を最大の目的にした研究が多数派であった。把握した実態を基に帰納的に理論構築を試みる活動にまで足を踏み入れた研究は、まだまだ少ない。 以上の二つの課題の解決に貢献することを目的に、研究活動を行っている。
産業への利用  上述したように、日本企業では製造業、大企業、先進国展開、に該当しない海外展開が増えつつある。また、欧米企業と異なる原理で経営を行っている企業も多い。以上を踏まえると、日本の実業界においては、非製造業、中小企業、新興国展開に関する実態把握へのニーズと、日本企業の事例を基にした帰納的な理論構築へのニーズは、大きいと予想される。研究により蓄積した実態調査の結果や理論は、これから海外に進出しようと考えている日本企業に対して、あるいは、既に進出しているが国際経営で悩んでいる日本企業に対して、何らかの示唆や指針を与える可能性も持っている。言い換えれば、産業界は、示唆や指針の獲得という形で、本研究を利用することができる。 経営学の研究では、企業の調査への協力が不可欠である。それは、国際経営というテーマにおいても、変わらない。企業の協力がなければ、正確かつ詳細な実態把握もそれを基にした理論構築も、不可能である。本研究では、業種や企業規模、進出先に関わらず、訪問調査(インタビュー+現場見学)やアンケート調査に協力して頂ける企業を、幅広く探している。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室
所有研究装置
SDGs
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