スズキ トモノリ
鈴木 智順
教授
東京理科大学 教養教育研究院 野田キャンパス教養部
研究室名 |
鈴木研究室
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トピックス |
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専攻分野 |
系統微生物学/微生物生態学
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研究分野 |
分子系統/分子生態/環境微生物/環境浄化
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紹介 |
環境中に存在している微生物の約90%以上は現時点で分離・培養できておらず、環境中で何をしているのか、ほとんど分かっていません。そこで、さまざまな環境中に存在している微生物がどの様な種類で、どの様な活動を行っているのかを微生物学(微生物を分離培養してその性質を調べる)、分子生物学(培養せずに直接DNAを抽出してその遺伝子を解析することにより培養できない細菌も含めた微生物叢を解析する)の手法を用いて研究を行っています。
現在解析している対象は循環型浄化槽です。浄化槽は自然界での有機物分解や物質循環のモデルとして使用しており、微生物叢解析を行うことにより微生物生態学の基礎的な知見収集と、汚水浄化技術への応用をめざして行っています。さらには、特定の細菌が生産する代謝産物を要求する細菌株を本浄化槽から多数分離することができたことから、これら細菌株の相互関係の解析やその代謝産物の同定、そして代謝産物要求細菌の系統解析を行っています。
また、光触媒作用を用いた殺菌メカニズムの解明やBDD電極と併用した新たな浄化槽の構築についての研究も行っております。光触媒を用いた更なる応用研究として、日光東照宮の文化財に発生した真菌類の防除を目指しており、現在は東照宮の各種建造物に発生した真菌叢の解析をしております。
今後は、環境浄化に有用な微生物を環境中から見つけ出し、浄化機能の向上に役立てたいとも考えております。
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研究テーマ |
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循環型浄化槽内の微生物群集構造解析、およびその分離・同定・系統解析
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硝化細菌・硝化古細菌の群集構造解析
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空中浮遊微生物の群集構造解析、およびその分離・同定・系統解析
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二酸化チタンの光触媒作用による微生物の殺菌メカニズムの解明
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光触媒反応とBDD電極から発生するオゾンを用いた汚水二次処理水の浄化殺菌システムの開発
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日光東照宮の文化財に発生する真菌叢の解析とその防除法の開発
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南極土壌中の微生物群集構造解析
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低温で高い活性を示すリパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼなどを生産する細菌のスクリーニング
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研究室メンバー |
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教授 鈴木 智順
SUZUKI Tomonori
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修士 2年 久保田 智紀
KUBOTA Tomoki
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修士 2年 槐 あかね
SAIKACHI Akane
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修士 2年 野村 拓哉
NOMURA Takuya
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修士 2年 政岡 修平
MASAOKA Shuuhei
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修士 1年 石田 望
ISHIDA Nozomi
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修士 1年 鍵山 貴大
KAGIYAMA Takahiro
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修士 1年 下村 和正
SHIMOMURA Kazumasa
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修士 1年 菅佐原 ことね
SUGASAWARA Kotone
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修士 1年 須崎 裕人
SUZAKI Yuuto
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修士 1年 野口 滉矢
NOGUCHI Hiroya
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学部 4年 植木 里奈
UEKI Rina
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学部 4年 大島 祥
OHSHIMA Jou
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学部 4年 小野里 昂大
ONOZATO Kouta
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学部 4年 熊谷 尚
KUMAGAI Nao
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学部 4年 倉知 匠
KURACHI Takumi
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学部 4年 名兒耶 美緒
NAGOYA Mio
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学部 4年 本村 陽香
MOTOMURA Haruka
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学部 4年 山澤 まりな
YAMASAWA Marina
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