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サトウ アキラ
佐藤 聡  准教授
東京理科大学 薬学部 薬学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(32件)
レフェリー付学術論文(69件) | レフェリー付プロシーディングス(5件) | その他著作(5件) | 著書(4件) | 学会発表(194件)
研究室名 佐藤 聡研究室(生化学・分子生物学)
トピックス

Update 28-FEB-2022
5-Fluorouracil (5-FU)耐性ヒト大腸がん細胞において、5-FUのactive metaboliteである5-fluorodeoxyuridine monophosphate (FdUMP)が、その主標的であるthymidylate synthaseによって効率的に捕捉されており、この仕組みが5-FU耐性に寄与していることを報告した論文がACS Omega誌(American Chemical Society, IF=3.512 in 2020) February 22, 2022, Volume 7, Issue 7, Pages 6046-6052で公開されました。
Chinatsu Kurasaka, Nana Nishizawa, Yoko Ogino, *Akira Sato. Trapping of 5-fluorodeoxyuridine monophosphate by thymidylate synthase confers resistance to 5-fluorouracil. ACS Omega, 7, 7, 6046-6052, 2022. *corresponding author.

Update 2-FEB-2022
アルツハイマー病態を模倣したヒト細胞モデルにおいて、パッションフルーツ種子エキス(Passion fruit seed extract)が神経突起の断片化と神経細胞死を抑制することを報告した論文がFood Science & Nutrition 誌(Wiely, IF=2.863 in 2020) で公開されました。
*Akira Sato, Nozomi Tagai, Yoko Ogino, Haruka Uozumi, Shinpei Kawakami, Takayuki Yamamoto, Sei-ichi Tanuma, Hiroko Maruki-Uchida, Sadao Mori, and Minoru Morita. Passion fruit seed extract protects beta-amyloid-induced neuronal cell death in a differentiated human neuroblastoma SH-SY5Y cell model. Food Science & Nutrition, 00, 1-8, 2022. *corresponding author.

専攻分野 生化学、分子生物学、核酸化学
研究分野 生化学、分子生物学、腫瘍生物学
紹介

細胞死はその形態学的、生化学的な特徴からネクローシス(壊死)とアポトーシスに大きく分けられます。抗がん剤はがん細胞に細胞死(アポトーシス、ネクローシス)を起こしますが、そのメカニズムを解き明かすことは新しい抗がん剤開発のヒントになります。また、がん細胞は抗がん剤に様々な仕組みで耐性を獲得します。その仕組みを理解することは新しい抗がん剤の開発に有用な知見を提供します。当研究室は、がん細胞の”死”と抗がん剤への”耐性”の仕組みの理解を通して、新たながん分子標的を見出し、それを標的とする核酸、低分子化合物などによるがん治療法の開発を目指しています。

研究テーマ
  1. がん細胞のネクローシスとアポトーシスの細胞死切替え制御機構の解明

  2. がん細胞の薬剤耐性機構の解明

  3. 神経膠腫、膵臓癌などの難治癌に有効な新規抗がん剤の開発

  4. 網膜色素上皮細胞の細胞死機序の解明と細胞死抑制分子の探索

研究室メンバー
  1. 准教授 1年 佐藤 聡 SATO Akira
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