Top


サトウ キイチロウ
佐藤 喜一郎  教授
東京理科大学 教養教育研究院 北海道・長万部キャンパス教養部
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(11件)
レフェリー付学術論文(8件) | レフェリー付プロシーディングス(15件) | その他著作(35件) | 著書(43件) | 学会発表(90件)
研究室名 佐藤研究室
トピックス

専攻分野 素粒子論
研究分野 量子重力理論/場の量子論
紹介

天体・宇宙スケールで働く重力理論はEinsteinの一般相対論で非常によく説明されるが,素粒子レベルの極々短い距離で働く重力がどのようになっているのか研究をしている。また,その研究手段として使われる場の量子論における量子化手法自身の研究も行っている。最近は,零質量の重力場に,質量項を加えた場の量子論を矛盾無く定式化する方法を研究中である。

研究テーマ
  1. 有限質量Spin 2の場の理論の再定式化と零質量極限問題の再検討

    有限質量Spin 2の場の理論は,1939年のFierz-Pauli理論で物理的自由度5の理論として定式化されたことになっているが,零質量極限がとれない・相互作用をどういれるのかなど問題が多い。
    有限質量の場合,本来はゲージ対称性はないが,スカラー場をいくつか導入してゲージ対称性を保つ理論に拡大し,BRS的な意味で物理的な部分空間がFierz-Pauli理論を再現できないかという試みを行っている。また,場を手で加えるのではなく,配位空間の座標変換として導入するためStuckelbeg形式のBRS的拡張の研究を行っている。

  2. e-learning LMS間におけるデータベース連携

    e-learning LMS上で学生により入力されたデータやアクセス記録(学習履歴)自身は,修学ポートフォリオとして使う素材として重要である以外に,他のe-learningのコンテンツとして重要な素材となる場合がある。e-learning LMSにおけるコンテンツの共有は国際標準としてSCORMがあるが,コンテンツの互換性を保証しているだけで,入力されたデータやアクセス記録自体はLMSの実装に大きく依存し,再利用が簡単ではない。CMSを学習支援に利用する際も同様の状況である。現代GPの事業として再帰的評価システムの構築を行っているが,複数のLMS,CMSに散らばっている入力データやアクセス記録を一貫して収集し,ポータルで提供するシステム構築を行っているが,これに組み込むための実践的な実装方法を研究している。

    注) 文部科学省 平成18年度 現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
    「全人的教養教育の新たな展開-科学者としての良心を持ち、創造的知性を備えた人材の育成」

CLOSE