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マサイケ トモコ
政池 知子  准教授
東京理科大学 創域理工学部 生命生物科学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(31件)
レフェリー付学術論文(18件) | その他著作(11件) | 著書(1件) | 学会発表(112件)
グループ バイオ、ナノテク・材料、環境
研究・技術キーワード 1分子生物学、生物物理学、生化学、遺伝子工学、ナノバイオサイエンス、バイオイメージング、呼吸器疾患
研究・技術テーマ
  • 1分子蛍光観察
  • 全反射型顕微鏡
  • 分子モーター蛋白質の運動観察
  • ヌクレオチドとリン酸の分離・定量、リアルタイム高感度検出
  • 蛋白質とオルガネラの構造変化と基質の挙動の顕微鏡観察
研究・技術内容 1分子の蛋白質から組織中の1細胞を光学顕微鏡下で観察するための総合的な技術を用い、生体分子、オルガネラの作動メカニズムを解明することが研究の目的である。多分子を扱う生化学的操作、遺伝子工学の技術も有しており、これらと顕微鏡構築の技術を統合することによって、独自の研究を行っている。マイクロ加工されたチャンバーを用い、1分子の酵素反応の検出も行っている。この技術で、リン酸の高感度検出が可能となった。
産業への利用 無機リン酸を数十pMレベルで検出する方法を開発しているので、その実用的な用途を提案していただける分野を探している。また、1分子観察技術の応用分野があればよいと考えている。さらに、光学顕微鏡を用いた高速度撮影による現象の定量化技術を持っているので、これを活かすことができる分野があれば効果的である。 気管繊毛とその軸糸の運動を定量化する実験系を有しているため、呼吸器疾患に関連する因子や薬剤が繊毛運動そのものに与える影響、効果をin vitroで直接的に実測し、去痰剤による粘液の粘性変化と区別して明らかにすることができる。 蛍光分子の遷移双極子モーメントの角度変化を1分子レベルで実時間検出することができるので、その応用が可能である。
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 顕微鏡ユーザーとして顕微鏡メーカーに技術的な要望を提案したり、顕微鏡内部のデザインについて助言を行った。実際に工場にも出向き、現場の製作者との対話により、実験データを見せながら要望を伝えた。また、顕微鏡用カメラのメーカーに、ソフトウェアについての要望を伝え、カメラを連動して動かすための仕様についての相談をした。 これらの活動は連携の前段階にあると位置づけられるが、ゆくゆくは連携した装置開発につながると考えている。
その他所属研究機関 総合研究院 老化生物研究部門(2024年度より, 予定)
所属研究室 政池研究室
所有研究装置 光学顕微鏡Nikon Ti-E, Olympus IX70, IX83, BX51, 顕微鏡用無風恒温室, 全反射型蛍光顕微鏡, 高速カメラ
SDGs
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