藤井さんのとある1日
今日は卒業研究のため、大学の研究室へ行く。理工学部のある野田キャンパスは、自然の中で勉強ができるとても良い環境。キャンパス内に芝生のある中庭やグランドがあり、カブトムシがいるほど自然が豊か。都心のキャンパスと比べて広々しているのも魅力だ。
今は4年生だが、コロナの影響で大学に行けるのは週2回くらい。ほとんどの授業はオンラインで実施されている。卒業研究は自分で計画を立てて進めるため、今朝は教授と今後の進め方について相談するために、8時に大学に到着した。今日は教授から参考になりそうな論文を教えてもらい、4年間の集大成として、卒業論文をどうまとめるかを検討している。
ミーティングを終えて研究室に戻ると、すでに同じ研究室のメンバーが集まっていて、ボードゲームの真っ最中。所属している石垣研究室は学部生から大学院生まで所属していて、みんな仲がいい。研究の合間の息抜きにボードゲームで遊ぶこともある。「遊ぶ」と言っても、ボードゲームはれっきとした授業の教材。自分の持っている資源をどのようなタイミングで投資するかという拡大再生産型のゲームが、金融工学の意思決定論の授業で活用されている。ボードゲームで「遊ぶ」ことで、どういうタイミングで投資するか、相手の戦略をどう読むか、どう交渉するかなど、企業活動を疑似体験することができる。さらに、ゲームで勝つためには広い視野でものを見る必要がある。これが結構楽しくて、自分で言うのも何だがゲームの勝率は高い方だと思う。複数人で行うので、自然とコミュニケーション能力が身につくのもボードゲームの魅力だ。