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2020.04.01 Wednesday

PassPort Technologies と東京理科大学がリダイフェンを用いた抗がん剤・抗ウイルス剤開発の共同研究プロジェクトを開始
-新たな投薬技術で東京理科大学発の画期的な抗がん剤等の早期臨床応用へ期待-

【要旨】

PassPort Technologies, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、President and CEO:藤澤 朋行、以下 「PPTI」)は、東京理科大学 研究推進機構 総合研究院「実践的有機合成を基盤としたケミカルバイオロジー研究部門」(部門長:東京理科大学 理学部第一部応用化学科 椎名 勇 教授)と、新規作用メカニズムを有する抗がん剤および抗ウイルス剤の開発を目指した共同研究を開始しました(以下「本共同研究」)。

【研究の背景】

PPTI(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ市、日東電工株式会社との提携により、創薬維新投資事業有限責任組合[(株)ウィズ・パートナーズと武田薬品工業(株)との協働創薬ファンド]の下に設立された「PassPort®System」の事業化企業)は、薬剤を皮膚から効率的に患部に供することが可能な「PassPort®System」を開発しています。一方、東京理科大学の椎名 勇 教授、下仲 基之 教授および東京電機大学の長原 礼宗 教授(東京電機大学 理工学部 生命科学系 教授 (兼)東京理科大学 研究推進機構 総合研究院 客員教授)らは明確な医薬効果を発揮する薬剤である分子性化合物「リダイフェン」を創出しています。「リダイフェン」は人体の免疫系を制御する能力を有しており、生体内の足場タンパク質の機能を活性化する新規メカニズムによって様々な生物活性を発現します(特許出願済み)。さらに本学研究部門の研究者らは「リダイフェン」を腫瘍内へ注入することで腫瘍の縮退が観測される動物実験を成功させています。

【本共同研究の概要】

本共同研究においては、デバイスを用いて患部への容易な薬剤経皮投与を可能とする「PassPort® System」を組み合わせることで、簡便な化学療法となり得る新しい抗がん(悪性腫瘍)剤、抗ウイルス(デングウイルス、サイトメガロウイルス、インフルエンザウイルス、HIV、またはC型肝炎ウイルス等)感染症剤ならびに抗菌剤等の医薬品ならびに医療機器が開発できると見込んでいます。

「PassPort®System」は、皮膚表面に微細な孔を開けるマイクロポレーション技術と、微細孔を介した薬物の吸収を制御するパッチ組成技術を組み合わせた新しい投与技術です。この技術を用いることで、これまで注射剤や点滴剤等に投与経路が限定されていた薬剤に対し、皮膚から有効成分を吸収させる経皮投与という新たな可能性を広げることができます。「PassPort® System」の活用は、低分子薬のみならず、ペプチドや核酸といった中分子医薬、タンパク質のような高分子のバイオ医薬品など多くのモダリティの医薬品に経皮投与という新たな選択肢を提案することが可能となると考えています。

なお、本共同研究は、日本医療研究開発機構「橋渡し研究戦略的推進プログラム」の支援を受けて、東京理科大学および東京電機大学とともに取り組んでいます。

■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

【PassPort Technologies, Inc.】
Business Development, Jared C. Hahn
住所:10618 Science Center Drive, San Diego, CA 92121 USA
電話:+1-858-888-4188
E-mail:Jared.Hahn(at)passport-tech.com
URL: https://www.passport-tech.com

【東京理科大学】
・研究内容について
東京理科大学 理学部応用化学科 椎名 勇 教授
住所:〒162-8601 東京都新宿区神楽坂1-3
電話:03-3260-1699
E-mail:shiina(at)rs.kagu.tus.ac.jp
URL: https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/shiina/indexj.html

椎名研究室のページ
研究室のページ:https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/shiina/indexj.html
椎名教授のページ:https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?19ed

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お問い合わせ

東京理科大学 広報課

e-mail: koho(アットマーク)admin.tus.ac.jp

〒162-8601 東京都新宿区神楽坂1-3

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