2006年10月機器センター(旧)の発展的改組により、総合研究機構技術部研究機器センターに生まれ変わって改革が進められてきましたが、まだこなしていかなければいけない課題もあります。
技術革新の推進役となる機器・装置は、先端研究には不可欠であり、大学の重要な研究資源です。研究機器センターの設置目的を達成し、本学の研究体制のいっそうの強化を図るために、研究機器センターではさらに先端機器の確保と効率的運用、有効運用の推進、学内研究者へのサービス向上等を進めて行きます。
研究機器センター長:郡司 天博 (理工学部 先端化学科)
常任幹事会では数回にわたり改善・改革の計画・実施の具体的方法について慎重かつ活発にに議論し、研究機器センターとしての結論を「東京理科大学における研究環境の格段の強化に向けて(東京理科大学総合研究機構 研究機器センター改革報告書)」(2007年10月4日)としてまとめました。研究機器センターの達成すべき目的は概ね以下の8項目に集約されます。
高性能で、スループットが大きく、メンテナンスに特殊な技術を要する設備であり、共通性が大きく、利用実績があることをその条件とする。原則として、全て共用とし保守契約を締結する。消耗品費は受益者負担とし、将来的には研究機器センター施設に設置し、研究機器センターが一元的に管理する。
高性能ではあるが、教育された大学院生でも操作可能な装置であり、共通性が大きい設備であることをその条件とする。原則として全てを共用とするが、事情を考慮する。消耗品費は受益者負担とする。維持・管理費を配分するが、保守契約予算は配分しない。但し、必要に応じて修理費を補助する。将来可能ならば研究機器センター施設に設置し、研究機器センターが一元的に管理する。
学科または研究室に設置するほうが効率・効果的な設備であり、共通性は小さいが、研究遂行上必要性が大きいと運営委員会で認められた設備であることを条件とする。部分的に共用化する。原則として受益者負担とし、維持費を一部補助する。
液体窒素等の供給設備をユーティリティ関連設備とし、500番台の登録番号で管理する。
また、各装置はその種類により、質量分析装置(MS)、(核)磁気共鳴装置(MR)、X線解析装置(XA)、蛍光X線分析装置(FX)、走査型電子顕微鏡(SM)、透過型電子顕微鏡(TM)、原子間力顕微鏡(AM)、レーザーシステム(LS)、分光光度計(SP)、その他1(分析設備等)(O1)、その他2(生体材料解析装置)(O2)、その他3(特殊な測定システム)(O3)の12種に分類され、それぞれに対応する管理用タグと登録番号で管理する。これらの装置の詳細、設置場所、利用方法については「機器利用の手引き」および研究機器センターホームページに掲載してある。「機器利用の手引き」(2015年10月発行)は、機器利用の便宜を図るために全教員と関係事務部に配布している。
詳しくはオリジナルHPをご確認ください。