Bendix G15 Computer






米国 Bendix 社 製造
最初に発表された年 1956年(昭和31年)、
発売台数400台
主要素子      真空管 

* 平均アクセスタイム:14.5ms(クロック 69KHz)
* 主記憶装置:磁気ドラム
* 記憶容量:2,176ワード(29ビット・ワード)
* 補助記憶装置:磁気テープ

 Bendix G15 は、1959年(昭和34年)
 株式会社CRCソリューションズ(当時:東京電子計算サービス株式会社)東京本社
 に設置され稼動後主として次の業務に使用されました。

* 航空写真測量による地図作成に必要とされる座標変換
> 代表的なものとしては、経緯度座標からUTM(横メルカトール座標)への変換の
  計算、最小二乗法による座標変換の計算。
* 線形計画法
> 石油精製のためのLP計算(条件式50程度のLPを解くのに50時間を要す)
> 条件式10*変数20 ⇒ 約2分/ステップ
条件式20*変数40 ⇒ 約4分/ステップ
条件式25*変数66 ⇒ 約8分/ステップ
* 航空機の運行計画(フライト・プラン)作成
> 乗客数、積載貨物量、風向・風速などから、目的地まで、どのくらいの燃料が必要
  かを計算。
* 鉄道の運行計画
> 当時計画されていた新幹線の運行計画などの計算。
> 新幹線の東京⇔大阪3時間10分は、当機で計算されました。
* 構造解析


    寄贈  株式会社CRCソリューションズ
    寄贈日 平成16年11月19日