小林 酉子 コバヤシ ユウコ KOBAYASHI Yuko 教授

理工学部 教養

小林研究室

研究室紹介

  • 専攻分野: 英文学
  • 研究分野: ルネサンス演劇/エリザベス朝服飾文化

英国エリザベス朝はルネサンス演劇の最盛期といえるが、この当時の舞台衣装は、劇団にとっての財産でもあり、劇団運営に深く結びついていた。衣裳の係わりを検証し、服飾史、経済、社会史の研究をふまえて、実証的に劇作、上演、演出、劇団運営の内実を明らかにすることを研究目的にしている。

研究テーマ

  1. 英国ルネサンス演劇の劇団運営、舞台衣装。16−17世紀英国の社会文化。

    英国のルネサンス期は、シェイクスピアを始めとする優れた劇作家たちが多くの戯曲を生み出した時代です。現在、テムズ川南岸に建つグローブ座は、当時の劇場を再現したものですが、ロンドンの劇場は、建物と衣装の立派さでヨーロッパ中に名高く、劇場主や俳優たちは貴族のような格好であったと記録されています。
    しかし、それらの衣装がどのようにして調達されていたか、どのような衣装で劇が演じられていたかは、あまりわかっていないのが実情です。当時のロンドンでは、江戸時代の日本と同じように古着が数多く流通しており、舞台衣装もこれらの古着が活用されたと考えられています。その一方で、立派な衣装は売却可能な財産ともいえ、劇団の記録には豪華な手持ち衣装のリストも含まれています。舞台衣装の購入、売却は、劇団の経営に大きく関わっていたのです。
    当時の文献資料、絵画資料等の記録をとおして、舞台の俳優たち、劇場に集まった観客たちの姿を視覚的に再現すること。衣装に関する収支から、劇場経営のあり方を明らかにすることを目的に研究を進めています。

  2. 日欧交易史

    ヨーロッパの海外発展の時代は、エリザベス朝からジェイムズ朝、日本では安土桃山時代から江戸時代初期にあたります。英国と日本はそれぞれ、インド、中国から伸びる交易ルートの東西の端に位置していました。繊維製品はこの交易の主要商品で、輸入された布が両国でどのように受け入れられたかを研究します。

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