建築学専攻

専攻紹介

温暖化に象徴され、地球規模で進行する環境問題、日本の将来を考える上で見逃すことのできない少子化や高齢化、それに光ファイバーの敷設によって本格到来するであろう高度情報通信化。21世紀の到来にあたって、われわれに課された諸問題を数え上げたらきりがありません。そしてこれらのすべてが、実は建築学と深くつながっているのです。

環境に与える建築物の影響は美観ばかりに限りません。バリアフリーやユニバーサルデザインは、まさに建築の課題です。高度に情報化された社会でその機会を有効に活用するために、建築の観点が求められています。建築学への期待は、もはやモノづくりという技術の世界に止まらないのです。安全性と快適性を備え、目的・機能を満たす空間を構築する総合技術、そして科学として、建築学が注目を集めています。

理工学研究科建築学専攻の専門分野は「建築計画学」「建築設計学」「建築史学」「都市計画学」「建築構造学」「建築構造力学」「建築材料学」「建築防災安全工学」「建築環境工学」の9部門で、これらが縦横に絡み合いながら、実験や演習を主体とした研究が進められます。

理工学系の建築学は、美観に象徴される空間デザインなど、芸術的側面が重視される特徴があります。また、地震や火災などの災害に対する安全性を確保するための技術や、建築空間の快適性を確保するための設備として、OAシステムを含めた技術的側面が重視される傾向もあります。これらは、研究の成果というよりも、社会的ニーズを取り込んだ結果としてもたらされたものといえるでしょう。建築学では適性に合う分野の選択が特に大切です。物理学的内容から芸術的内容まで、多様な研究を内包する本専攻では、それは十分可能です。

理念・目的・教育目標

建築学専攻は、自然と共生しながら人間が安心して快適に生活できる構築環境を総合的に創りだすための専門的な知識や技術を修得し、新たな理念や手法や技術を研究・開発する能力を持った人材を育成します。

授業科目表(修士課程)

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
建築計画学 人間‐環境系のデザイン演習 2 選択 共通
建築プロジェクト論 2 選択 共通
建築計画論 2 選択 共通
建築設計学 建築設計実習A‐1 4 選択 共通
建築設計実習A‐2 4 選択 共通
建築設計実習B‐1 4 選択 共通
建築設計実習B‐2 4 選択 共通
建築設計実習C 2 選択 共通
建築史学 建築史 2 選択 共通
建築史・まちづくり演習 2 選択 共通
建築の保存修復 2 選択 共通
都市計画学 都市解析 2 選択 共通
都市デザイン演習 2 選択 共通
空間情報演習 2 選択 共通
建築構造学 建築構造設計特論及び演習 2 選択 共通
建築構造工学演習 2 選択 共通
都市経済耐震論 2 選択 共通
建築耐震設計特論 2 選択 共通
免震・制振構造学特論 2 選択 共通
建築構造力学 建築振動学特論及び演習 2 選択 共通
地震工学特論 2 選択 共通
耐震工学特論 2 選択 共通
建築材料学 建築材料・施工特論 2 選択 共通
建築材料設計演習 2 選択 共通
コンクリート工学特論 2 選択 共通
建築防災安全工学 建築避難安全設計論 2 選択 共通
建築防災設計論 2 選択 共通
建築防災計画演習 3 選択 共通
建築環境工学 建築環境論 2 選択 共通
建築省エネルギー設計論 2 選択 共通
建築設備論 2 選択 共通
建学と環境特論 2 選択 共通
  建築実習1 4 選択 共通
建築実習2 2 選択 共通
建築実習3 2 選択 共通
設計実習・実験・調査 10 選択必修 1
設計実習 10 選択必修 1
修士研究 10 選択必修 2
修士設計 10 選択必修 2

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

平成29年度 大学院要覧 修士課程修了所要単位数
必修 選択
20 10 30

授業科目表(博士後期課程)

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
建築・都市計画学 建築・都市計画学特別研究1A 5 選択 1
建築・都市計画学特別研究1B 5 選択 1
建築・都市計画学特別研究2A 5 選択 2
建築・都市計画学特別研究2B 5 選択 2
建築・都市計画学特別研究3A 5 選択 3
建築・都市計画学特別研究3B 5 選択 3
建築歴史意匠学 建築歴史意匠学特別研究1A 5 選択 1
建築歴史意匠学特別研究1B 5 選択 1
建築歴史意匠学特別研究2A 5 選択 2
建築歴史意匠学特別研究2B 5 選択 2
建築歴史意匠学特別研究3A 5 選択 3
建築歴史意匠学特別研究3B 5 選択 3
建築環境工学 建築環境工学特別研究1A 5 選択 1
建築環境工学特別研究1B 5 選択 1
建築環境工学特別研究2A 5 選択 2
建築環境工学特別研究2B 5 選択 2
建築環境工学特別研究3A 5 選択 3
建築環境工学特別研究3B 5 選択 3
建築材料・防災学 建築材料・防災学特別研究1A 5 選択 1
建築材料・防災学特別研究1B 5 選択 1
建築材料・防災学特別研究2A 5 選択 2
建築材料・防災学特別研究2B 5 選択 2
建築材料・防災学特別研究3A 5 選択 3
建築材料・防災学特別研究3B 5 選択 3
建築構造学 建築構造学特別研究1A 5 選択 1
建築構造学特別研究1B 5 選択 1
建築構造学特別研究2A 5 選択 2
建築構造学特別研究2B 5 選択 2
建築構造学特別研究3A 5 選択 3
建築構造学特別研究3B 5 選択 3

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

平成29年度 大学院要覧 博士後期課程修了要件
自己の指導教員が担当する科目1~3について6科目30単位を修得すること。ただし、優れた研究業績を上げて在学特別研究期間が1年で修了する者は10単位、在学期間が2年で修了する者は20単位で可とする。

教員一覧

専攻部門 担当教員 研究分野
建築計画学
・建築設計学
教授 岩岡 竜夫 建築計画、建築意匠、建築設計
准教授 安原 幹 建築設計、建築意匠
准教授 垣野 義典 建築計画、建築設計
建築史学 教授 山名 善之 建築意匠、建築史、建築保存
都市計画学 教授 伊藤 香織 都市デザイン、都市解析
建築環境工学 教授 井上 隆 建築環境、建築設備
教授 吉澤 望 建築環境、光環境、照明環境
建築防災安全工学 教授 大宮 喜文 建築防災・安全
建築構造学 教授 北村 春幸 免震・制振構造、性能設計
教授 衣笠 秀行 建築構造、都市防災
建築構造力学 教授 永野 正行 建築振動学、地震工学
建築材料学 教授 兼松 学 建築材料
(連携大学院方式による客員教員および研究分野)
建築構造学 客員教授 金澤 健司 地震工学
(電力中央研究所)
※教授 北村 春幸
地震工学 客員准教授 石原  直 地震工学、地震動
(建築研究所)
※教授 永野 正行
建築構造学 客員準教授 向井 智久 耐震工学、構造設計法
(建築研究所)
※教授 衣笠 秀行

※は副指導教員を表す。

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