物理学専攻

専攻紹介

物理学の研究対象は宇宙、地球、生物、固体、分子、原子、原子核、素粒子などと従来から幅広く、学問のボーダーレス化を牽引してきた分野と言えるかもしれません。理学研究科物理学専攻は、このような物理学の特質を長所としてとらえ、幅広い学識が求められる現代に即応した物理学研究を実施しています。他の研究科・専攻の授業科目の履修を可能にした点や、時々の注目すべき先端的研究課題を部門を越えて履修する「共通特別講義1・2・3・4」(選択必修)は、カリキュラム上の大きな特色といえるでしょう。専門部門は「素粒子物理学」「凝縮系物理学I」「凝縮系物理学II」「応用物理学」「地球物理学」「宇宙物理学」「生物物理学」の7部門。また、国立および民間の先端的諸研究所とも提携しています。

「理化学研究所」、「NHK放送術研究所」、「電力中央研究所」等から客員教授を招へいし、最新の設備と機能を有する研究所での研究指導等を可能にした「連携大学院方式」を実施しています。

また、カリキュラム編成に止まらず、物理学の研究において有用な大型の研究装置を配備し、より確実で効果的な実験を可能にしています。本専攻には、研究者として自立して研究活動を行う人材を育成するシステムが整っています。このシステムを有効に活用するには、自主的に学ぶ姿勢が必要であり、そしてそれこそが創造的能力の糧となるのです。

理念・目的・教育目標

物理学は宇宙、地球、生物、固体、分子、原子、原子核、素粒子と自然界全体を研究対象とし、学問のフロンティアを開拓するという理念のもと、物理学専攻では、幅広い学識が求められる現代に即応した物理学研究の実践を通じて、自然科学に関する深い理解と洞察力を持って物理学・応用物理学分野における研究を遂行する能力と高度な専門性を有する人材を育成することを専攻の目的とします。これに基づき、社会的倫理観と国際的視野を兼ね備え、関連学術分野における幅広い学識のもとに独創的能力と指導能力を有する研究者・技術者、および、物理学・応用物理学の専門性を基盤とした教育者を育成します。

授業科目表(修士課程)

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
素粒子物理学 原子核特論1 1 選択 1
原子核特論2 1 選択 1
素粒子現象論特論1 1 選択 1
素粒子現象論特論2 1 選択 1
特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
凝縮系物理学I 量子物理学 2 選択 1
量子物理学特論 2 選択 1
統計物理学 2 選択 1
統計物理学特論 2 選択 1
低温物理学特論1 1 選択 1
低温物理学特論2 1 選択 1
ナノスケール物理学特論1 1 選択 1
ナノスケール物理学特論2 1 選択 1
特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
凝縮系物理学II
超伝導量子物理学特論 1 選択 1
磁性特論1 1 選択 1
磁性特論2 1 選択 1
半導体特論1 1 選択 1
半導体特論2 1 選択 1
光物性特論1 1 選択 1
光物性特論2 1 選択 1
表面物性特論1 1 選択 1
表面物性特論2 1 選択 1
粒子線物理学特論1 1 選択 1
粒子線物理学特論2 1 選択 1
量子ビーム物理特論1 1 選択 1
量子ビーム物理特論2 1 選択 1
超伝導特論1 1 選択 1
超伝導特論2 1 選択 1
磁束線物理特論1 1 選択 1
磁束線物理特論2 1 選択 1
量子情報特論1 1 選択 1
量子情報特論2 1 選択 1
特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
応用物理学 特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
地球物理学 大気物理学特論1 1 選択 1
大気物理学特論2 1 選択 1
特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
宇宙物理学 宇宙物理学特論1 1 選択 1
宇宙物理学特論2 1 選択 1
天体物理学特論1 1 選択 1
天体物理学特論2 1 選択 1
特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
生物物理学 生物物理学特論1 1 選択 1
生物物理学特論2 1 選択 1
光生物物理化学特論1 1 選択 1
光生物物理化学特論2 1 選択 1
特別研究1 8 必修 1
特別研究2 8 必修 2
共通 共通特別講義1 1 選択必修 1又は2
共通特別講義2 1 選択必修 1又は2
共通特別講義3 1 選択必修 1又は2
共通特別講義4 1 選択必修 1又は2
特別講義1 2 選択 1又は2
特別講義2 2 選択 1又は2
特別講義3 2 選択 1又は2
特別講義4 1 選択 1又は2
ウォーターサイエンス特論 2 選択 1又は2
教養 知財情報科学 1 選択 1又は2
環境安全科学 1 選択 1又は2
科学者・技術者の倫理 1 選択 1又は2
知的財産特論 2 選択 1又は2
科学文化概論 2 選択 1又は2
サイエンス・ライティング 2 選択 1又は2
Academic English 1 2 選択 1又は2
Academic English 2 2 選択 1又は2

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

平成29年度 大学院要覧 修士課程修了所要単位数
必修 選択必修 選択
16 2 12 30

授業科目表(博士後期課程)

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
素粒子物理学 素粒子物理学研究(一) 10 選択必修 1
素粒子物理学研究(二) 10 選択必修 1~3
素粒子物理学研究(三) 10 選択必修 1~3
凝縮系物理学I 凝縮系物理学I研究(一) 10 選択必修 1
凝縮系物理学I研究(二) 10 選択必修 1~3
凝縮系物理学I研究(三) 10 選択必修 1~3
凝縮系物理学II 凝縮系物理学II研究(一) 10 選択必修 1
凝縮系物理学II研究(二) 10 選択必修 1~3
凝縮系物理学II研究(三) 10 選択必修 1~3
応用物理学 応用物理学研究(一) 10 選択必修 1
応用物理学研究(二) 10 選択必修 1~3
応用物理学研究(三) 10 選択必修 1~3
地球物理学 地球物理学研究(一) 10 選択必修 1
地球物理学研究(二) 10 選択必修 1~3
地球物理学研究(三) 10 選択必修 1~3
宇宙物理学 宇宙物理学研究(一) 10 選択必修 1
宇宙物理学研究(二) 10 選択必修 1~3
宇宙物理学研究(三) 10 選択必修 1~3
生物物理学 生物物理学研究(一) 10 選択必修 1
生物物理学研究(二) 10 選択必修 1~3
生物物理学研究(三) 10 選択必修 1~3
共通 博士共通特別講義 1 選択 1~3

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

平成29年度 大学院要覧 博士後期課程修了要件
学生は、自己の指導教員の専門分野(部門)の選択必修科目(連携大学院の場合は、連携先指導教員の専門分野)について3科目30単位を修得すること。
学位授与へのプロセスについてはこちらから確認してください。

教員一覧

専攻部門 担当教員 研究分野
素粒子物理学 准教授 鈴木 克彦 原子核理論
凝縮系物理学 教授 蔡 兆申 超伝導・量子情報
教授 坂田 英明 極低温物性
教授 趙 新為 半導体物性
教授 徳永 英司 光物性
教授 長嶋 泰之 陽電子消滅・ポジトロニウムの物理
教授 二国 徹郎 低温量子物性
教授 満田 節生 磁性
教授 目黒 多加志 量子ビーム物理
教授 渡辺 一之 計算物理学
准教授 佐中 薫 量子光学・量子情報
准教授 西尾 太一郎 超伝導物理
准教授 堺 和光 数理物理学・統計物理学
応用物理学 教授 本間 芳和 ナノ構造体物理
宇宙物理学 教授 辻川 信二 宇宙物理学
教授 松下 恭子 X線天文学
地球物理学 教授 三浦 和彦 大気物理学
生物物理学 教授 梅村 和夫 生物物理学
教授 鞆 達也 光生物物理化学
(連携大学院方式による客員教員および研究分野)
凝縮系物理学 客員教授 有沢 俊一 超伝導工学
(物質・材料研究機構)
※教授 長嶋 泰之
客員教授 池田 伸一 材料科学
(産業技術総合研究所)
※教授 満田 節生
客員教授 大野 隆央 計算物理学
(物質・材料研究機構)
※教授 渡辺 一之
客員教授 北澤 英明 強磁場物性
(物質・材料研究機構)
※教授 満田 節生
客員教授 俵 毅彦 量子光学・薄膜
(NTT物性科学基礎研究所)
※教授 本間 芳和
客員教授 胡 暁 計算物理
(物質・材料研究機構)
※教授 渡辺 一之
客員教授 高野 義彦 超伝導物理
(物質・材料研究機構)
※教授 坂田 英明
応用物理学 客員教授 相浦 義弘 固体電子物性
(産業技術総合研究所)
※教授 坂田 英明
客員教授 飯島 高志 圧電材料科学
(産業技術総合研究所)
※教授 本間 芳和
客員教授 石橋 幸治 ナノデバイス工学
(理化学研究所)
※教授 本間 芳和
客員教授 和田 智之 フォトニクス
(理化学研究所)
※教授 徳永 英司
客員教授 小林 清 固体イオニクス
(物質・材料研究機構)
※教授 本間 芳和
客員准教授 齊藤 志郎 量子情報物理
(NTT物性科学基礎研究所)
※教授 坂田 英明
客員准教授 深川 弘彦 有機EL
(NHK放送技術研究所)
※教授 徳永 英司
客員准教授 藤崎 好英 フレキシブル液晶
(NHK放送技術研究所)
※教授 徳永 英司
地球物理学 客員教授 速水 洋 大気物理学
(電力中央研究所 環境科学研究所)
※教授 三浦 和彦
宇宙物理学 客員教授 玉川 徹 X線・γ線天文学
(理化学研究所)
※教授 松下 恭子
客員准教授 田中 孝治 宇宙エネルギー工学
(JAXA宇宙科学研究所)
※教授 松下 恭子

※は副指導教員を表す。

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