科学教育専攻

専攻紹介

修士課程では、以下のような課題に応えていきます。

  1. 大学院レベルにおける専門科目と教育科目両方の高度専門能力を持った理数教員の育成
  2. 理数教科の学力向上等に対応できる実践的課題解決力とティーチングスキルを持つ教員の育成
  3. 科学技術の発展における数学と理学の役割の重要性をこれまで以上に認識した教員の育成
  4. 科学技術の発展から派生する社会現象、倫理上の問題等に対し、正確かつ公正な認識をもって対応できるサイエンスコミュニケータや理科教員の育成

これまでの中等数学科・理科教員育成をさらに強化するとともに、東京理科大学の「理学の普及」という建学理念を、学校教育現場のみならず一般市民も含むより広い人々を対象とする「科学教育」すなわち「科学的知識・技能の教育・普及・啓発活動の推進」へと発展させ、社会の各分野でこの「科学教育」に貢献する人材の育成も行うことを目的とします。

「科学教育」の教育研究に従事する研究者等の育成も視野にいれつつ、主としては、高度専門職業人としての優れた数学科・理科教員育成の一層の強化に努めます。また、学部新卒業生のみならず、国公私立高等学校および中学校の現職教員を受け入れ、新しく教員となる人材の育成とともに、現職教員のリフレッシュ教育についてもその充実を図ります。そのために講義は昼夜開講されています。加えて知識基盤社会を多様に支える、高度で知的な素養のある人材として、社会の広い分野で科学的知識・技能に関する教育や普及及び啓発を行い、関連分野の素養や理学教育の専門家としての教養を身に付け、科学的に良識のある市民(Educated Citizen)の育成に貢献する人材を育成します。

博士後期課程では、修士課程で養った数学・理学分野、中等数学教育・理科教育分野で自立した高度な研究を遂行する能力を備えた人材の育成を中心とし、あわせて高度な科学教育活動のコアになれる人材を育成します。

理念・目的・教育目標

修士課程においては、理学についての広い理解を持ち、高い専門性と指導能力とを有し、生徒が理解し、興味を持つことができる授業やカリキュラムの開発を行うことができる数学及び理科の教員に必要な能力を養います。あわせて広範な分野で科学教育に携わる人材に必要な能力も養います。

博士後期課程においては、修士課程で養った高度な教科専門性・指導能力・専門職能をもとに、数学・理科分野、中等数学教育・理科教育分野で自立した高度な研究を遂行する能力を養います。あわせて高度な科学教育活動のコアになることができる人材に必要な能力を養います。

教育課程

修士課程には数学コース、理科コースの2つの専門コースがあります。各専門コースを支える基幹科目として、数学コースには数学科目を、理科コースには理科科目を置いています。また共通科目として、教育関連科目と科学文化科目、教養科目があります。

基幹科目:数学科目、理科科目
基幹科目は数学コースと理科コースともに、専攻の基礎となる専門知識・技術を習得するための科目群と、数学または理科特別研究(必修科目)より編成されています。このうち数学教育特別研究(一)、(二)A・B、ならびに理科・科学教育特別研究(一)、(二)A・Bでは、修士論文作成に係る研究指導を行います。
共通科目:教育関連科目、科学文化科目、教養科目
教育関連科目は、基礎科目の基礎のうえに、専攻する領域に関する高い専門性の修得と実践力の獲得を行うための科目で、主に教育方法・生徒指導・教育課程・学校教育等についての教職教育を行う科目です。さらに教育現場での調査研究やフィールドワーク、また実践体験を踏まえた研究法科目も用意されています。科学文化科目は、科学技術に関連する領域について幅広い視野を身に付けるための科目で、科学の普及・啓発にかかわる教育を行う科目です。また学際的な分野の学習や、異文化交流の機会を通して幅広い学識を養うための教養科目も用意されています。
博士後期課程の専門必修科目
博士後期課程では、博士論文指導のための科目とともに、演習科目を必修化しています。

授業科目表(修士課程)

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
数学科目 数学教育(一) 2 選択 1又は2
数学教育(二) 2 選択 1又は2
高等数学教育(一) 2 選択 1又は2
高等数学教育(二) 2 選択 1又は2
高等数学教育(三) 2 選択 1又は2
情報数学教育 2 選択 1又は2
数値計算法教育 2 選択 1又は2
数学教育特別研究(一) 6 必修 1
数学教育特別研究(二)A 6 選択必修 2
数学教育特別研究(二)B 6 選択必修 2
理科科目 現代物理学教育(一) 2 選択 1又は2
現代物理学教育(二) 2 選択 1又は2
現代物理学教育(三) 2 選択 1又は2
現代化学教育(一) 2 選択 1又は2
現代化学教育(二) 2 選択 1又は2
現代化学教育(三) 2 選択 1又は2
現代生物学教育(一) 2 選択 1又は2
現代生物学教育(二) 2 選択 1又は2
現代地学教育(一) 2 選択 1又は2
現代地学教育(二) 2 選択 1又は2
理科・科学教育特別研究(一) 6 必修 1
理科・科学教育特別研究(二)A 6 選択必修 2
理科・科学教育特別研究(二)B 6 選択必修 2
教育関連科目 ICT教育活用演習 2 必修 1又は2
学校教育特別実習A(一) 2 選択 1又は2
学校教育特別実習A(二) 1 選択 1又は2
学校教育特別実習B(一) 2 選択 1又は2
学校教育特別実習B(二) 1 選択 1又は2
学校教育特別実習C(一) 2 選択 1又は2
学校教育特別実習C(二) 1 選択 1又は2
科学教育論 2 選択 1又は2
教育特別講義A 2 選択 1又は2
教育特別講義B 2 選択 1又は2
教育特別講義C 2 選択 1又は2
教育課程論 2 選択 1又は2
ニュー・カウンセリング 2 選択 1又は2
生徒指導情報論 2 選択 1又は2
科学文化科目 サイエンス・コミュニケーション 2 選択 1又は2
サイエンス・ライティング 2 選択 1又は2
科学文化概論 2 選択 1又は2
科学文化特論 2 選択 1又は2
科学技術社会論 2 選択 1又は2
科学史特論 2 選択 1又は2
教養科目 科学者・技術者の倫理 1 選択 1又は2
環境安全科学 1 選択 1又は2
知財情報科学 1 選択 1又は2
知的財産特論 2 選択 1又は2
Academic English 1 2 選択 1又は2
Academic English 2 2 選択 1又は2
研究法科目 科学教育研究方法論 2 選択 1又は2
教育統計分析法 2 選択 1

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

平成29年度 大学院要覧 修士課程修了要件
数学コースでは数学教育特別研究(一)と数学教育特別研究(二)AもしくはB(現職教員向け※)、理科コースでは理科・科学教育特別研究(一)と理科・科学教育特別研究(二)AもしくはB(※)を併せて12単位修得すること。さらにICT教育活用演習2単位、他コースの基幹科目1科目2単位を修得するとともに、各コースの基幹科目と共通科目を併せて14単位以上修得し、必要な研究指導を受けた上、修士論文(主論文と副論文)を提出し、その審査と最終試験に合格すること。
※科学文化科目・教養科目・研究法科目は専修免許の単位とならない。
※科学文化科目・教養科目・研究法科目は専修免許の単位とならない。
※教養科目・研究法科目は修了単位に含めない。

授業科目表(博士後期課程)

科目区分 授業科目 単位 履修年次
専門必修科目 科学教育研究技法演習 1 1
科学教育文献読解演習 1 1
科学教育発表技法演習 1 1
科学教育研究倫理演習 1 1
科学教育博士研究1 6 1~3
科学教育博士研究2 10 1~3
科学教育博士研究3 10 1~3

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

平成29年度 大学院要覧 博士課程修了要件
「科学教育研究技法演習」、「科学教育文献読解演習」、「科学教育発表技法演習」、「科学教育研究倫理演習」のそれぞれ1単位と主指導教員の研究指導科目(「科学教育博士研究1、2、3」)を26単位、合計30単位を履修し、必要な研究指導を受けた上、博士論文を提出し、その審査と最終試験に合格すること。

教員一覧(修士課程)

コース名 担当教員 研究分野
数学コース 教授 伊藤 稔 教師教育論、ニュー・カウンセリング
教授 清水 克彦 数学教育、情報教育
教授 八並 光俊 生徒指導、スクールカウンセリング
教授 山本 芳人 情報教育
教授 菊池 靖 情報教育、数値解析
准教授 佐古 彰史 数学、数学教育
講師 伊藤 弘道 数学、数学教育
理科コース 教授 井上 正之 化学実験学、有機化学
教授 太田 尚孝 植物分子生物学
教授 川村 康文 物理教育、エネルギー環境教育
教授 愼 蒼健 科学史
教授 武村 政春 生物教育、分子生物学

教員一覧(博士後期課程)

コース名 担当教員 研究分野
科学教育 教授 伊藤 稔 教師教育論、ニュー・カウンセリング
教授 清水 克彦 数学教育、情報教育
教授 八並 光俊 生徒指導、スクールカウンセリング
教授 山本 芳人 情報教育
教授 井上 正之 化学実験学、有機化学
教授 太田 尚孝 植物分子生物学
教授 川村 康文 物理教育、エネルギー環境教育
教授 武村 政春 生物教育、分子生物学

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