国際火災科学研究科

研究科紹介

アジアでは急激な都市化に伴う新空間(超高層、地下)及び工業化・省エネルギー化に伴う新材料(主にアルミニウム、プラスチック)の利用による火災リスクの増大が住民の生命、財産にとって大きな脅威になろうとしており、そのリスク抑制に有効な対策を得るための火災科学に関する基本的な研究と合理的な規制づくりを担当できる火災科学の専門家の育成が求められています。

また、ISO(国際標準化機構)など世界共通の設計法を求めるグローバル化の進展に伴い、火災科学分野においても、従来の経験による仕様規定ではなく、科学的理論に裏付けられた性能的設計法が必要とされ、かつ製品シェアの拡大を目指す各国間で、それぞれの国の技術基準の優位性を強調する競争も生じていて、これらの国際的動向を包括的に理解し、合理的に対処する能力を有する人材が求められています。

このように急激に都市への人口集中が起こっている諸都市、特にアジアにおいては変容する都市空間の火災リスクが急増しています。本研究科は、この急増する火災リスクを制御することを目標とし、火災安全性能評価とこれを用いた設計体系確立に関する最先端の研究成果を利用して、火災リスクを抑制する有効な対策を選定できる高度の専門的職業人を育成します。火災リスクの抑制は、グローバルな課題であると同時に、抑制のための法規制、製品安全基準など国際的対応の必要な課題です。

専攻一覧

研究科及び専攻の目的

国際火災科学研究科は、社会地域の調和的発展と安全性の向上のため、様々な火災現象とこれに伴う人間行動を解明し、火災科学を創造することを基本理念としています。

修士課程は、都市空間における火災リスクを制御することを目標とし、火災安全性能評価とこれを用いた設計体系確立に関する最先端の研究成果を利用して、火災リスクを抑制する有効な対策を選定できる高度の専門的職業人を養成することを目的とする。

博士後期課程は、修士課程で養った高度な専門性を要する能力を基に、独自に火災科学関連領域の課題を設定し、適切な研究技法を取捨選択しながら理論的・実験的に学術研究を遂行する能力、さらには成果の重要性を的確に社会に対し表現できる力量を有する高度な研究者の養成を目的とする。

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